Sayaのマンスリー星占い【マインドフルネス占星術】12星座共通/3月の運勢


なんとなく過ぎていた日々が星を知ると変わりはじめます。あの人がこんなことを言うのは、金星が「逆行」しているから。連絡ミスが多発するのは水星「逆行」のせい。こんなにも気持ちが盛り上がるのは満月だからと言うように。星という眼鏡をもつことで、小さなささやきや予兆にも気づき始め、「今、ここ」に集中できるように。マインドフルに生きられるようになるのです。「今、ここ」を生きるためのマインドフルネスな占星術です。
12星座共通の、今月の星まわり
3月2日、愛と美の星・金星が おひつじ座で「逆行」をスタート
3月は、おひつじ座で過剰なまでの星のイベントが起こっていきます。まずは、2月4日におひつじ座に入った愛と美の星・金星が3月2日に「逆行」します。2月にいったんは進んだ話でも、「急いで結論を出しすぎたね」と言うように、もとに戻っていくときです。とくに、プライドからの選択は、もう一度、見直すべきタイミング。
3日には思考や伝達の星・水星も おひつじ座へ。12日前後は要注意
金星が「逆行」を始めてすぐ、思考や伝達の星・水星もおひつじ座へ。おひつじ座の水星にはもともとちょっと慌てん坊で、早とちりなところがあるのに、「逆行」中の金星と出合うと、お互いの勘違いから、ぶつかることもありそう。とくに12日前後は、気をつけようと思っても、言葉がポンポンとあふれて、止められないイメージも。
14日におとめ座で月食 予定調和とはいかないとき
おとめ座には予定をしっかり組むことで、事態をコントロールするところがあります。ただそこでの満月&月食なので、予測できないイメージも。コントロールしようとしていたものが覆されることも、十分ありそうです。
15日には水星も「逆行」!考えずに口に出したことが問題に?
3月前半は、ともかく発信や言動に気をつけたほうがいいと思うのは、15日から水星がおひつじ座で「逆行」することです。そのつもりはなくても、きつい言い方になってしまったり、馬鹿正直に思いが出てしまったりも。そこまで話さなくてもいい場合もあるかもしれません。慎重なうえにも慎重に!
20日の春分には 太陽がおひつじ座へ
20日の春分、金星、水星が「逆行」するおひつじ座に太陽も入ります。例年なら、春分は12星座の始まりでもあり、明るい気持ちになれるときですが、太陽はスポットライトのように、「逆行」状態を照らし出します。さまざまな問題が浮かび上がり、意外なことがぽろぽろと起こってくるときだと思います。
27日には金星が、30 日には水星がうお座に
20日に太陽はうお座を去りましたが、境界を溶かす星・海王星、現実化とルールの星・土星、ドラゴンヘッド(太陽の軌道と月の軌道の交点)がうお座にあるなかで、27日には金星がうお座に戻ります。もう思い残しなどないと思っていたことがまた気にかかってきそう。何度浄化してもまた浮かび上がる、感情の痛みがまだあることを実感するかもしれません。
29日におひつじ座で日食。30日には境界を溶かす星・海王星がおひつじ座へ
3月は、最初から最後まで、これでもかと言うほどの、〝おひつじ座祭り〟。29日にはおひつじ座で日食が起こり、30日には海王星がおひつじ座へ。つまり、3月上旬の金星「逆行」、中旬の水星「逆行」と段階を追って明らかになってきた問題が春分でくっきり浮上すると、月末には大きな問題や転換につながる……そんなふうにも読めるのですね。海王星が星座を動くのは、実に2012年以来のこと。対象に没入するような時代が終わり、自己犠牲や自己陶酔の感覚、見捨てられた感覚、誰かに助けてほしい思いなども落ち着いていきそうです。この間、30日には水星はうお座に戻ります。相手への寄り添う気持ちが大切になるでしょう。

占い・文/Saya

東京生まれ。1994年、早稲田大学卒業後、編集プロダクションや出版社勤務を経て、30代初めに独立。2008年、20代で出会った占星術を活かし、『エル・デジタル』で星占いの連載をスタート。現在は、京都を拠点に執筆と畑、お茶ときものの日々。セラピューティックエナジーキネシオロジー、蘭のフラワーエッセンスのプラクティショナーとしても活動中。著書に『わたしの風に乗る目覚めのレッスン〜風の時代のレジリエンス』(説話社)他。
ホームページ sayanote.com
Instagram @sayastrology
イラスト/maegamimami

イラストレーター。女性誌・広告・WEB・ブランドとのコラボレーションなどを中心に活動。その他、TVドラマのメインビジュアルや、読売新聞で連載された「黄金夜界」(作・橋本治)の挿絵なども手がける。近年は、ユナイテットアローズBEAUTY&YOUTHとのコラボレーションコレクション、POLA「ディエム クルール」、ATSUGI「アスティーグ」、ワコール「LASEE」のビジュアル、雑誌ケトルで連載がスタートしたサニーデイ・サービス曽我部恵一氏 執筆の初の長編小説「メメント・モリタ」の挿絵などを担当。
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