味噌汁、飲まなきゃ損!細胞の老化を防ぐ効果がある味噌汁の具材とは?管理栄養士が解説

 味噌汁、飲まなきゃ損!細胞の老化を防ぐ効果がある味噌汁の具材とは?管理栄養士が解説
古山有紀
古山有紀
2024-12-18

お味噌汁は野菜やきのこ、豆腐などさまざまな具材を入れて、手軽に栄養補給ができます。入れる具材によって摂れる栄養素は異なり、40代以降の女性におすすめの組み合わせがあります。そこで本記事では、お味噌汁におすすめの具材とその組み合わせを紹介します。

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味噌汁のメリット

「味噌は医者いらず」ということわざがあるように、昔から味噌は栄養価の高い優れた食品として重宝されてきました。

味噌の原料である大豆には、たんぱく質に加え、強い抗酸化作用を持つ「ポリフェノール」や「ビタミンE」、女性ホルモンの働きを補う「イソフラボン」などの栄養素が含まれています。味噌汁は、これらの栄養素を手軽に摂ることができ、とても健康的な食べ物です。

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腸内環境の改善

味噌には、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維、善玉菌が含まれています。これらの働きにより腸内環境を改善し、便秘の改善に役立ちます。

美白、美肌効果

味噌が発酵する過程でできる遊離リノール酸には、メラニンの生成を抑える効果があります。シミやそばかすを予防し、美白美肌効果が期待できます。

代謝を良くする

温かい味噌汁を飲むことで体が芯から温まり代謝が良くなります。さらに、味噌にはビタミンB群が豊富であるため、エネルギー代謝を円滑に進め、代謝が良くなるという利点もあります。

40代以降の女性におすすめのお味噌汁の具材

味噌汁は、美容と健康に良い食べ物です。さらに、具材を変えてたくさんの豊富な栄養素を簡単に摂ることができます。ここでは、特に40代以降の女性におすすめの味噌汁の具材を紹介します。

かぼちゃ+油揚げ

β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富なかぼちゃは、免疫力の向上、抗酸化作用による疲労軽減、美肌効果などが期待できます。β-カロテンとビタミンEは脂溶性ビタミンであるため、油との相性が良いのが特徴です。油揚げと一緒に食べることで吸収が良くなり、より栄養効果が期待できます。

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トマト+卵

トマトには強力な抗酸化作用のあるリコピン、ビタミンCが含まれています。細胞の老化を防ぎ、若々しさを保つ効果があります。ビタミンCは水に溶けやすいため、汁ごと食べる味噌汁は理想的な食べ方です。たんぱく質源である卵と一緒に摂ることで、栄養バランスが良くなるおすすめの食べ方です。

高野豆腐+わかめ

豆腐を乾燥させて作る高野豆腐は、栄養が凝縮され生の豆腐に比べ少量でたくさんの栄養素を摂ることができます。カルシウムや鉄分、大豆イソフラボンなど女性に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。食物繊維が豊富なわかめとの相性が良く、おすすめの組み合わせです。

ごぼう+にんじん+さつまいも+豚肉

根菜類をメインにした具沢山の味噌汁は、豚肉を加えてメイン料理にもなる一品です。噛み応えもあるため、満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。味噌汁一杯でたんぱく質、食物繊維、ビタミン類がしっかり摂れるので、忙しいときにもおすすめです。

 

【参考】

旭松食品|高野豆腐

文部科学省|食品成分データベース

わかさ生活|わかさの秘密「かぼちゃ」
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AUTHOR

古山有紀

古山有紀

大学卒業後、管理栄養士として病院に勤務し、患者様の栄養管理及び栄養指導に従事。 出産を機に独立し、ダイエットサポートや健康維持のための食事カウンセリングを行う。また、食事と健康、美容、ダイエットに関する記事を中心にライターとしても活動中。



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