「よく飲んでいる人は要注意!」老化を加速してしまうNGな飲み物とは?管理栄養士が解説
美容や健康に良さそうな飲み物、なんとなく選んでいませんか?実は、これらの中には老化リスクを高めるものもあります。糖類や人工甘味料が体内で糖化や酸化を促進し、肌年齢や体調に影響を与えることがあるのです。
飲み物が老化を引き起こすメカニズムとは?
糖類が体内でたんぱく質と結びつくことでAGEs(終末糖化産物)が生成され、お肌や血管を老化させる原因になります。また、人工甘味料や加工過程での酸化により、細胞がダメージを受けるリスクも増大します。糖類や人工甘味料がもたらす糖依存のリスクは、単なる老化だけにとどまりません。血糖値の乱高下や腸内環境の悪化が、さらなる健康被害を引き起こします。
老化を加速する!?注意するべき飲み物5選
レモン風味飲料
コンビニなどで販売されているレモン風味飲料は、ビタミンCが豊富で多くの人に親しまれています。しかし、問題は人工甘味料のアセスルファムKです。この成分は腸内環境を悪化させ、糖類の約200倍の甘さによって糖依存を助長します。その結果、糖化だけでなく腸内バランスも乱れやすくなります。
濃縮還元ジュース
加熱処理を経て粉末化された際に果肉や果汁の栄養素が大幅に失われます。さらに、加熱によって糖化反応が進み、飲むたびに老化リスクを高めることに。
スムージー
コンビニなどで売られているスムージー。野菜や果物由来の酵素はほぼ失われており、果糖を多量に含むため老化を進める原因に。果糖は他の糖類よりもAGEs生成率が10倍高く、特に注意が必要です。
エナジードリンク
エナジードリンクにはビタミンや栄養素が含まれていますが、糖類が多く血糖値を急上昇させます。これが糖化反応を促進し、老化を加速させる要因に。
スポーツドリンク
運動後のミネラル補給には便利ですが、糖類が多量に含まれているため、AGEs(終末糖化産物)の生成を促進します。健康的と思いきや、老化リスクが潜んでいます。
美容や健康に気を使うなら、飲み物選びも重要です。成分表示を確認し、体に負担をかけないものを選ぶことが、肌年齢や体の未来を守る第一歩です。
【参考文献】
J-STAGE:人工甘味料アセスルファムカリウムが腸管免疫に及ぼす影響について
異性化糖の糖化リスクは10倍以上
ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/2023年ミセスコン講師としてグランプリ多数輩出、ビヨンドザワン2024講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!とことん“美”にこだわるインナーケアを美容食で、体型、お肌に自信をもつ女性をサポートしています。肌年齢を変える美容食の魅力を書籍化、執筆などもしています。Instagram:@beauty.diet_keiko
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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