実は老ける原因になってしまう、寝る前に飲んではいけないNG飲み物とは?管理栄養士が解説
寝る前に何気なく飲んでいる飲み物が睡眠の質を下げ、お肌のコンディションを悪くしたり、心身の疲労へとつなげていたりするかもしれません。本記事では、寝る前に避けるべき飲み物を紹介します。おやすみ時間を充実させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
睡眠の質が下がると老けるって本当?
睡眠の質が下がると、老け顔に見えてしまうのは本当です。睡眠は健康のみならず、美容にも影響を及ぼします。浅い睡眠が続きぐっすり眠れずにいると、ホルモンや自律神経のバランスが乱れてしまいます。本来、睡眠中は成長ホルモンが最も分泌されるタイミングです。成長ホルモンは大人になると分泌量は減るものの、骨や筋肉、皮膚などを修復し、健康を維持する重要なはたらきがあります。しかし、睡眠の質が下がった場合、成長ホルモンの分泌が妨げられ、肌のターンオーバーがスムーズにおこなわれなくなります。この状態が続くとシミ・シワができやすくなるだけでなく、肌荒れのリスクも高まります。よって、睡眠の質を下げてしまう要素はできるだけ排除したいものです。就寝前の飲み物でいえば、睡眠を妨げるカフェインの摂取は避けるのがよいでしょう。
寝る前のNGドリンク①コーヒー
一方でコーヒーには抗酸化作用をもつクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれることから、さまざまな健康効果が期待されています。コーヒーを楽しむ際は、日中にするのがよいでしょう。
寝る前のNGドリンク②緑茶
緑茶を水分補給として日常的に飲む場合、カフェインを知らず知らずに摂ってしまう可能性もあります。緑茶が好きな方は、水出しにするのもおすすめです。緑茶は氷水で淹れるとカフェインの溶出量が減るだけでなく、うま味もアップしておいしくいただけます。
寝る前のNGドリンク③炭酸飲料
寝る前に適した飲み物は、常温のお水や白湯です。お水を1杯飲むことで、寝ている間の発汗による水分不足を予防し、肌に潤いを与える効果があります。ノンカフェインのハーブティーや麦茶もおすすめです。
寝酒は最もNG!
上記の飲み物のほか、寝る前のアルコール摂取は避けましょう。寝酒は寝つきが良いのは事実です。しかしアルコールの覚醒作用により、眠りが浅くなって睡眠の質が下がるといわれています。アルコールに頼る就寝は習慣になりやすく、依存を形成するリスクもあります。よって寝酒は控えるようにしましょう。
質の良い睡眠を目指そう
本記事では、睡眠の質を下げる飲み物を紹介しました。睡眠の質を上げるには、就寝前のおこないだけでは成り立ちません。3食をきちんと摂り、適度な運動を取り入れるなど、1日を通して生活リズムを整えることが大切です。ぐっすりと眠ることは、心身のリラックスのみならず、美肌ケアにもつながっていきます。
〈参考文献〉
・農林水産省|緑茶の美味しさと機能性を両立する「水出し緑茶」
AUTHOR
栗城智子
大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。
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