【若く健康でいる秘訣】複数の研究からわかった、40代から「老ける人」「若返る人」それぞれの思考法


更年期を迎えるころになると、「昔よりも疲れやすくなった」「若いころとは違う…年老いてしまったのかしら」といったことを思う機会も増えてくる人も多いことでしょう。しかし、複数の研究から、考え方次第で若々しく健康的でいられる可能性が高まるということがわかっています。今回はそうした研究の結果を元に考えられる、老ける人、若々しくいられる人の考え方の違いを紹介します。
複数の研究から若々しくいられる人の特徴がわかっている
先日このような質問が届きました。
「年をとったと感じます。若くいる方法ってないのかしら…」(52歳・女性)
更年期を迎える40代ごろから、「昔よりも疲れやすくなった」「若いころとは違う…年老いてしまったのかしら」「しみも増えてきてもうおばあちゃんだわ」と思うこともあるかもしれません。実は、いくつかの研究から「若くいるための考え方」があることがわかっています。今回は3つの研究結果を通して、その若くいるための考え方、振る舞い方などをご紹介しましょう。
「まだまだ若い!」と考えるほうが若々しくいられる
1つ目は、イギリスのUniversity College Londonでの研究結果からです。皆さんどちらのほうが若く見られると思いますか。同じ45歳の女性です。
A子さん「私はまだまだ若いから!」
B子さん「いや、私もう歳だから…。」

A子さんは、自分はまだまだ若いから、今後もいろいろチャレンジして、人生をもっと楽しんでいこうと考えています。一方のB子さんは、もう年だからあちこち調子は悪いし、「年をとるって本当にイヤよね」と思っています。若く見られるのはA子さんのほうです。「私、まだまだ若いから!」と思っていると、本当に若々しく健康になっていくことが、この研究(*1)から実はわかっています。
この研究では、「自分は若いと思いますか? それとももう歳をとったと思いますか?」というアンケートをとった後、追跡調査を行いました。すると、自分はまだまだ若いと思っている人は、そう思っていない人に比べて寿命が長いことがわかりました。つまり、死亡率が低くなっていたのです。さらには、心臓病や糖尿病、脳卒中のリスクも低くなり、関節炎のリスクまでも低くなっていることがわかりました。

一方で、「自分はもう歳だと思っている」と答えた人は、この逆でした。寿命が、若いと思っている人に比べて短くなり、さまざまな病気と向き合わなければいけない人が多くなっていました。つまり、考え方が心と体の健康に大きな影響を与えているという結果になったのです。
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