老けない揚げ物 裏ワザ3選|揚げ物を楽しみながら「肌年齢を守るコツ」とは?管理栄養士が解説
寒くなると、熱々の揚げ物が美味しく感じられる季節ですよね。ですが、健康や美容を気にして控えめにしている方も多いのではないでしょうか?実は、揚げ物が“老ける原因”になることはあまり知られていません。しかし、ちょっとした工夫を加えるだけで、揚げ物を美味しく楽しみながら、美容にも良い食べ方に変えることができるんです。
揚げ物を食べると老けるのはなぜ?
糖化(AGEs)
高温で調理する際、糖質とたんぱく質が結びつき、「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれる老化物質が多く生成されます。このAGEsが、肌の弾力低下やシミの原因になります。
酸化
揚げてから時間が経てばたつほど、油は酸化します。体内に取り込まれた際に活性酸素が増加し、細胞を傷つけます。これが老化を進める大きな要因になります。
老けない揚げ物 裏ワザ3選!調理のポイントは?
揚げ物や焼き物などの調理では、食材がアルカリ性に傾きやすく、それによりAGEs(終末糖化産物)の生成がさらに促進されます。しかし、酸性の条件下では、たんぱく質と糖が結びつきにくくなり、過剰なAGEsの生成を抑えることができます。
1.下味に炭酸水を使う
酸性水である炭酸水で下味をつけることで、素材が柔らかくなり、衣がカリッと仕上がります。また、加熱によるAGEsの生成、酸化を抑える効果も期待できます。
2.下味にレモンを使う
レモンにはビタミンCやポリフェノールが含まれており、抗酸化作用があります。揚げ物を調理する前に下味として使うことで、加熱によるAGEsの生成や酸化の影響も軽減できます。
3.下味にお酢を使う
酸性であるお酢は糖化を抑える働きがあり、さらに食材の旨味を引き出します。揚げ物を調理する前に下味として活用することで、老化を防ぐだけでなく、味わい深い仕上がりにも。
揚げ物は、ちょっとした工夫で老化のリスクを減らしながら、美味しく楽しむことができます。炭酸水やレモン、お酢を使った簡単な方法を試してみませんか?
【参考文献】
J-STAGE:酸化開始温度手法による揚げ油の新規な劣化分析手法の開発
美容府皮膚医学
ライター/美容栄養士 Keiko
管理栄養士×美容食インストラクター/2023年ミセスコン講師としてグランプリ多数輩出、ビヨンドザワン2024講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!とことん“美”にこだわるインナーケアを美容食で、体型、お肌に自信をもつ女性をサポートしています。肌年齢を変える美容食の魅力を書籍化、執筆などもしています。Instagram:@beauty.diet_keiko
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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