【車麩】揚げ物なのに低脂肪!夏野菜のソースでさっぱり頂く「カツ」とは
北陸の郷土食「車麩」を揚げたカツをご存知ですか? まるでトンカツのように外はサクっと中はジューシーな食感の一品です。しかも植物性なので、低脂肪なのに高たんぱく。食後も胃が重くなりません。今回はさらに「夏野菜のサルサソース」をかけて、さっぱり頂くレシピをご紹介します。
「車麩」は高タンパクで消化にいい
車麩はドーナッツのような穴のあいたお麩で、北陸の郷土食です。
その可愛い見ためとは裏腹に高栄養。植物性のたんぱく質が豊富で低脂肪。ミネラルも多く消化が良いので、ダイエットなどにもおすすめの食材です。出汁を吸ってふくらみ、モチモチとした食感になるので、お肉の代替食として精進料理などでもよく使われますね。
スーパーの乾物コーナーにはだいたい置いてあるので、わが家でも出番の多い食材のひとつです。
すき焼きなどの煮物に使うことが多いですが、パン粉をつけて揚げるのもおすすめ。外はカリッと、中はしっとりジューシーに仕上がり、
本物のカツと間違う人もちらほら。ぜひ試してもらいたい調理法です。
今回は、そんな車麩のカツにとても合う夏野菜をたっぷり使ったサルサソースと一緒にご紹介します。
車麩カツ 【調理時間:15分】
外サクサクで中しっとり食感の車麩カツ。だし汁を吸わせてジューシーに仕上げます。衣をつけるドロもだし汁で作ることで、よりコク深い味わいに。
【材料2人分】
・車麩‥‥‥‥‥‥‥‥‥3枚
・薄力粉‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ3
・煮汁の残り‥‥‥‥‥‥大さじ3
・パン粉‥‥‥‥‥‥‥‥適量
・サラダ油‥‥‥‥‥‥‥適量
(だし汁)
・野菜ブイヨン(顆粒)‥‥‥‥‥小さじ1/2
(和風だしでもOK)
・しょうゆ‥‥‥‥‥‥‥小さじ1/4
・水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1カップ
【作り方】
1. 車麩をぬるま湯で戻し、絞って水を切っておきます。
2. 鍋で出汁を沸かし、1を入れて膨らむまで煮る。
3. 2の残っただし汁と薄力粉をまぜて、衣をつけるドロをつくる。
4. 軽く絞った車麩に3のドロをぬり、パン粉をつけ、170℃の油で表面がカラッとするまで揚げる。
夏野菜のサルサソース【調理時間:5分】
4種の野菜を粗く刻んで調味料と混ぜるだけの簡単ソース。カラフルな夏野菜が食欲をそそります。
【材料2人分】
・中トマト‥‥‥‥‥‥1/4個 (80g位)
・赤玉ねぎ‥‥‥‥‥‥20〜30g
(玉ねぎでもOK)
・ピーマン‥‥‥‥‥‥1/2個
・パセリ‥‥‥‥‥‥‥大さじ1ほど
(パクチーやバジル、しそなどでも0K)
(調味料)
・オリーブオイル‥‥‥大さじ2〜3
・レモン汁‥‥‥‥‥‥大さじ1/2
・タバスコ‥‥‥‥‥‥2〜3g
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥少々
【作り方】
1. トマトは5mm角、赤玉ねぎ、ピーマンは荒みじん切り、パセリはみじん切りにします。
ソースを選ばない万能料理
車麩カツは、普通にトンカツソースで食べてもご飯が進みます。
タルタルソースやポン酢ソースをかけたりと、実際のとんかつのような食べ方ができますよ。ベジだけど満足感は高い料理ですね。
スーパーでお得に売っているものも多いので、食材の価格高騰の今、お助け食材としておすすめです。
栄養も味も満足の「車麩カツ」。ぜひお試しください。
AUTHOR
山田直
ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰
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