紫外線に負けない!「たらの具沢山トマトスープ」#管理栄養士が教える心と体を整えるスープ
体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。
春から夏へと移り変わる時期。おだやかで過ごしやすい季節になりました。
半袖で身軽になれると同時に、紫外線が気になりはじめる時期でもあります。
妊娠中に出現したシミが、なかなか消えない私にとっても天敵な紫外線。
そんな今回は、今の時期最も美味しく、紫外線対策にもってこいのトマトを使ったスープをご紹介いたします。
紫外線予防にはトマトの「リコピン」
トマトの栄養といったら、食べる日焼け止めとも言われるほど有名な「リコピン」。
抗酸化作用が非常に強いリコピンは、活性酸素を除去することでメラニンの生成を抑制し、シミやそばかす、しわや乾燥を予防してくれます。その他にも、美白効果や生活習慣病の予防としても期待できます。
また、リコピンは刻んで加熱することで細胞壁が壊れ、更に脂溶性のため、油と一緒に摂取することで体内への吸収率が高まります。
おすすめは朝食
せっかくトマトを食べるなら、紫外線を浴びる前の朝食にいただきましょう。
スープなら、朝食にもぴったり!
朝起きたらすぐに食べられるように、あらかじめ前日にたっぷり作っておくことがおすすめです。トマトスープはガスパチョ同様、冷やしたまま、いただくのも美味しいですよ。
今のうちから、おいしくトマトを食べて、シミや老化の原因となる紫外線からお肌を守っていきましょう!
紫外線に負けない!「たらの具沢山トマトスープ」の作り方
材料
・骨なし鱈(たら).....1切
・トマト..... 1個〜
・キャベツ.....100g
・玉ねぎ..... 1/2個
・セロリ..... 50g
・にんにく..... 1片
・塩.....ふたつまみ
・味噌.....大さじ1弱
・オリーブオイル.....大さじ1
作り方
1.キャベツは一口大にざく切り。トマトは大きめの角切り。玉ねぎは大きめの角切り、セロリは薄切り、にんにくも薄切りにする。たらは食べやすい大きさに切る。鍋にオリーブオイルをまわし入れ、にんにくを炒める、香りが出てきたら、たら以外の野菜を入れてしんなりするまで炒める。
2. 水を加え、沸騰したら、塩とたらを加え、ひと煮立ちさせ、最後に味噌で味を整えたら完成。
AUTHOR
高波紗希
管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。
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