たった5日間の高カロリー食が脳を変えてしまう!独研究が明かした「今日だけ…が危険」なワケ

 たった5日間の高カロリー食が脳を変えてしまう!独研究が明かした「今日だけ…が危険」なワケ
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山口華恵
山口華恵
2025-03-31

「ちょっとだけ…」「今日だけ…」と思って食べたジャンクフード、実はその一回が体に大きな影響を与えているかもしれない。最近の研究で、わずか5日間の高カロリーな食事が脳のインスリン感受性を大幅に低下させることが明らかになった。この発見は、ダイエットや健康管理をしている私たちにとって衝撃的な内容である。たった一回の食事が、太りやすさや糖尿病を引き起こす原因になるという。

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インスリン感受性の低下がもたらす「太りやすさ」

まず、インスリン感受性について簡単に説明しよう。インスリンとは、血糖値を調節するホルモンで、食後に血糖値が上昇すると分泌される。そのインスリンが、脳にも影響を与えることがわかっている。正常な状態では、インスリンは脳に働きかけ、食欲を抑制する役割を果たす。しかし、インスリン感受性が低下すると、脳がインスリンの信号を受け取れなくなり、食欲を調整できなくなってしまう。これが、肥満や糖尿病を引き起こす一因となる。では、なぜ脳のインスリン感受性が低下するのか?それは、私たちが食べる食事が大きな影響を与えるからだ。特に、高カロリーの加工食品が脳に与えるダメージは計り知れない。わずか5日間、高カロリー食を摂るだけで脳のインスリン感受性が低下し、太りやすくなる原因が明らかになった。

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5日間の高カロリー食が脳に与える影響

今回の研究は、ドイツのチュービンゲン大学病院とドイツ糖尿病研究センター(DZD)、ヘルムホルツ・ミュンヘンが共同で行ったもので、29名の健康な男性が対象となった。参加者は2つのグループに分けられ、1つのグループは通常の食事に加えて、1日1500キロカロリーを高カロリーで加工されたスナック類(チョコレートバーやポテトチップスなど)を摂取した。もう1つのグループは、普段通りの食事を続けた。驚くべきことに、たった5日間の高カロリー摂取で、脳のインスリン感受性が大きく低下したのである。研究者たちはMRIを使用して、脳内のインスリン感受性を測定した。その結果、スナック類を摂取したグループは、脳のインスリン感受性が劇的に低下していることが確認された。これによって、食欲をうまく抑えられなくなり、太りやすい状態に陥ることがわかった。

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「今日だけ」の食事が、1週間後にも影響を与える?

さらに驚くべきことに、高カロリーな食事を取り入れたグループは、通常の食事に戻した後でも、1週間以上にわたって脳のインスリン感受性が低下し続けたことが分かった。この結果から、たった1回の食事でも、脳や体に長期的な影響を与える可能性があることが浮き彫りになった。「今日だけ…」と食べ過ぎてしまったジャンクフードが、脳のインスリン感受性を低下させ、食欲を制御できなくなり、太りやすくなる原因となっているこれを繰り返すことで、肥満や糖尿病、さらには心血管疾患などのリスクが高まる。

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今日の食事が未来を左右する

研究者たちは、この結果を通じて、食事がいかに体と脳に影響を与えるかを警告している。たった5日間の食事でも、その影響は長期間続くことが分かった。「今日だけ…」と思って摂取した一回の高カロリーな食事が、将来の健康を左右する可能性があり、長期的には大きなリスクを招くことになる。今すぐ、自分の食事を見直して、健康を守るために一歩を踏み出そう。それが、将来的に健康を維持するための第一歩となる。

出典:
Short-Term Junk Food Diet Alters Brain’s Insulin Sensitivity
Even short-term dietary changes can lead to obesity
High-Fat Diet Triggers Memory Decline Within Days

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