食欲がない日にさっぱり癒やす「すいかとトマトのガスパチョ」 #管理栄養士のヘルシースープ

 食欲がない日にさっぱり癒やす「すいかとトマトのガスパチョ」 #管理栄養士のヘルシースープ
Saki Takanami
高波紗希
高波紗希
2024-07-31

体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。

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「これぞ夏!」と言わんばかりの猛暑がやってきました。暑さと共に、食欲が落ちているけれど、健康と美容のために栄養は摂りたい...

そんなあなたのために!今回は、食欲がなくてもさっぱり栄養補給できる、すいかを使ったひんやりスープをご紹介いたします。

すいかの90%が水分。

「食べるジュース」と言っても過言ではないほど、水分を占めるすいかですが、単に美味しいだけでなく、健康や美容に欠かせないビタミンやミネラルが豊富に含まれています!是非お試しくださいね。

すいかの美容・健康効果

1.アンチエイジング

 すいかにはリコピンやβ-カロテン、ビタミンCなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。

リコピン含有量は、なんとトマトの1.5倍!活性酸素を除去し、シミやシワの予防、紫外線や環境ストレスによるダメージから肌を守ることで老化を予防してくれます。

2.デトックス

すいかには水分のほかに、カリウムやシトルリンといった利尿作用がある栄養素がたっぷり!

血流を改善し、体内の毒素や老廃物を排出することで、生活習慣病やむくみを予防してくれます。

3.疲労回復

上記でも挙げた、アミノ酸の一種であるシトルリンは、体内でアルギニンに変換されることで、血流を改善し、肌の保湿や弾力を向上させてくれます。他にも、乳酸の生成を抑えることで、疲労を軽減させてくれるなど、様々な効果が期待できます。

ガスパチョとは?

ガスパチョは、スペインのアンダルシア地方発祥の冷製スープ。アンダルシア地方は非常に暑い地域で、特に夏の間は気温が高く、日中の最高気温が40度を超えることも珍しくありません。このような暑さの中で、冷たいガスパチョはとても人気があり、さっぱりとした味わいで食欲をそそるため、古くから愛されています。

主な材料は、トマト、キュウリ、ピーマン、玉ねぎ、ガーリック、パン、オリーブオイル、ビネガー、塩などがあり、これらの材料を混ぜてピューレ状にし、冷やしてからいただきます。今回は、すいかを加えて、優しい甘さとともに、より栄養価もアップしたレシピをお届けします。とろみが欲しい方はパンやパン粉を加えたり、スープには入れずに、パンと一緒にいただくのもおすすめです。

食欲がない日にさっぱり癒やす「すいかとトマトのガスパチョ」の作り方

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 photo by Saki Takanami

材料(2人分)

・すいか.....200g(皮と種なしの状態で)

・トマト.....1個

・ピーマン..... 1/2個と1/4個(トッピング用)

・玉ねぎ..... 1/4個 (約70g)

・ニンニク..... 1/3片

・オリーブオイル.....大さじ1.5

・白ワインビネガー.....大さじ1/2 (お酢または、バルサミコ酢で代用可)

・塩.....小さじ1/4〜

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photo by Saki Takanami

 作り方

1. すいか:種を取り除き、一口大に切る。

トマト:湯むきをして、種を取り除き、一口大に切る。

ピーマン:種とヘタを取り除き、1/2個は一口大に切る。(※)トッピング用の1/4個は、みじん切りに。

玉ねぎ:大きめのみじん切りに。

にんにく:薄切りにする。

2.ミキサーに(※)以外の、1の材料をすべて入れ、なめらかになるまで撹拌する。

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photo by Saki Takanami

3. オリーブオイル、白ワインビネガー、塩を加え、再度ミキサーで混ぜる。味見をして、塩加減を調整する。

4. スープをボウルに移し、冷蔵庫で1時間以上冷やし、冷えたら器に盛り、トッピング用のピーマンを添えたら完成。

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AUTHOR

高波紗希

高波紗希

管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。



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