【スイカ】紫外線対策に!天然の日焼け止めにもなるスイカの栄養価と、おすすめの食べ方を栄養士が解説

 【スイカ】紫外線対策に!天然の日焼け止めにもなるスイカの栄養価と、おすすめの食べ方を栄養士が解説
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夏といえばのスイカですが、実は夏には避けられない日焼けのサポーターにもなってくれる果物です。今回はそんなスイカの秘密をご紹介します。

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日焼けとは

2〜6時間ほど紫外線を浴びることで皮膚が赤くなり、軽い火傷をしたような状態になることを一般的に日焼けと呼びます。私たちが生きていく上で、日差しを浴びることは必要であるため、完全に避けることはおすすめできませんが、紫外線の浴びすぎは皮膚にとっては負担がかかりすぎる場合もあります。そのため、特に日差しの強くなる夏に関しては、いつも以上に意識して日焼け対策をすることをおすすめします。

暑い日差しの中の女性
byフォトAC

日焼け対策はいろいろある?

日焼け対策としては、日焼け止めを塗ったり、帽子を被ったり、長袖・長ズボンを着たり、日傘を使用したり、サングラスを使用したりなどさまざまな方法があります。すべてではなくても、いくつかは取り入れているという人も多いのではないでしょうか?

日焼け止めを塗る女性
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スイカは天然の日焼け止めになる?

実は、夏といえばのスイカが、日焼け止めの代わりにもなると知っていましたか?世界三大美女の一人でもあるクレオパトラも愛していたといわれ、美肌には欠かせない栄養素が豊富に含まれているのが、スイカなのです。

スイカに含まれていることで有名なシトルリンですが、むくみ改善だけでなく、抗酸化作用により、皮膚のコラーゲンを紫外線から守ったり、天然保湿因子の1成分であり、皮膚の弾力やハリ、ツヤなどのアンチエイジング効果も期待できるのです。

スイカ
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他にも、ビタミンAに変換されて新陳代謝をアップさせることで美肌作りに役立つβ-カロテンや美肌の敵でもある活性酸素を除去する抗酸化作用が強いリコピン、コラーゲン合成に欠かせないビタミンCなども豊富に含んでいます。

スイカのおすすめな食べ方

ただ、スイカを食べれば大丈夫というわけではありません。スイカはカリウムを豊富に含んでいるため、食べすぎると利尿作用によりほとんどが吸収されずに尿として排出されてしまうことも。そして、体も冷えすぎてしまいます。そのため、塩をふりかけて、カリウムとナトリウムのバランスをとった上で食べることをおすすめします。

他の紫外線対策におすすめの食べ物とは

抗酸化作用の強いポリフェノールを豊富に含んでいるトマトやさつまいも、いちご、ラズベリー、ブルーベリー。

粘膜や皮膚の修復には欠かせないビタミンAを豊富に含んでいるにんじんやアスパラガス、モロヘイヤ。

シミの原因になる可能性…避けたい果物とは

「朝の果物は金」とのことから、朝に果物を食べるという人も多いかもしれませんが、ちょっと注意が必要です。実は果物の中には、日光を浴びるとシミや炎症などの肌トラブルを引き起こしてしまう光毒性を持つソラニンを豊富に含むものが多いのです。レモンやオレンジ、キウイ、グレープフルーツなどを朝食に食べて、日中強い日差しを浴びるとシミの原因になってしまうことも。食べるのであれば、朝ではなく日焼け後の肌の修復に使用できるタイミングで食べるのがおすすめですよ。

柑橘類
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今年の夏はスイカで日焼け対策に取り組もう!

これからやってくる夏。日焼けはどうしても避けることができないもののひとつでもあります。スイカやその他の果物を上手に活用して、体の内から日焼け対策をして、思いっきり夏を楽しんではいかがでしょうか?

スイカ
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ライター/管理栄養士 亀崎智子
管理栄養士×セラピスト(野菜ソムリエ・中級食品診断士 )。食に関する講演や記事執筆・監修、体の本来の機能を取り戻すお手伝いをする整体のセラピストとして、家族丸ごと体の内と外にゆとりをつくるサポートを行っている。また、満月の日に、乾物と塩で作るふりかけと即席スープの素の製造販売も行っています。インスタグラム:kamegohan0528

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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