腸から「老けない体」をつくる居酒屋フルコース|管理栄養士がイチオシしたい〈秋の最強食材〉とは?

 腸から「老けない体」をつくる居酒屋フルコース|管理栄養士がイチオシしたい〈秋の最強食材〉とは?
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松田 真紀
松田 真紀
2024-09-30

健康も若々しさも美しさも全ては「腸」から。そんな腸活メニューが、身近な居酒屋にゴロゴロあるんです!今回は、いつまでも元気に、老けない体を腸から作るために頼んで欲しい居酒屋フルコースを「居酒屋ダイエット」の著書・管理栄養士がご紹介。秋といえば・・・この食材でしょう。

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腸をサビ付かせる「活性酸素」

老化の最大の原因は「活性酸素」。

活性酸素とは酸素を消費するときに発生する「酵素」。「活性酸素」は細胞、血管、そして腸をも錆びつかせ、炎症を起こします。そのために腸の働きが低下し、ホルモン分泌なども滞り、結果、太ってしまうのです。

基礎代謝は20代と比べて40代では8%、50代では16%も低下します。年齢とともに太りやすくなるのはそのためです。同時に、成長ホルモンの分泌能力も衰えていきます。

最強の抗酸化食材「サーモン刺身」。秋に食べたい居酒屋の定番メニュー

「老けない体」を作るためには活性酸素の除去を行う、抗酸化食材「ビタミンA、C、E」を効率よく摂取すること。

ここでは最強の抗酸化食材、そして秋の味覚である「サーモン刺身」を主菜としたフルコースをご紹介します。

<主菜>サーモン刺身

白身魚なのに身がピンク色なのは抗酸化栄養素「アスタキサンチン」によるもの。「アスタキサンチン」はさまざまな抗酸化栄養素の中でもずば抜けて高い効果を誇ります。そのためサーモンは「最強の抗酸化食材」と言われています。

白身魚特有の低脂肪高タンパクでありながら、代謝を上げるビタミンB群も豊富。若返りに必要な筋肉や内臓の生成に効果的。

食べる時は栄養素を丸ごと摂取できる「刺身」がベスト。

ビタミンBといえば豚肉が筆頭に挙げられますが、お肉が苦手な方や脂肪を抑えたい方はシンプルな「サーモン刺身」がおすすめ。塩分も控えることができます。レモンであっさり食べることで余計な調味料を抑えて塩分もカットできます。

<副菜>マグロアボカド

アボカドは抗酸化ビタミンACEが全て摂取できるハイスペック食材。植物でありながら、青魚と同じ燃焼系脂質の「オメガ3」が摂取できる貴重な果物。糖質もほぼゼロ。これも腸を元気に保つ秘訣です。腸に負担をかけない低脂肪で良質なタンパク質を誇る燃焼系食材のマグロと一緒に摂取すれば相乗効果で「若く太らない体」に!

<副菜>ほうれん草ソテー

ほうれん草はβカロテン(ビタミンA)の塊。ビタミンCもとれて細胞の錆つきを防いでくれる心強い野菜。βカロテンは油と一緒に摂取すると吸収効率が上がるため、ソテーは効率的なメニューです。

<副菜>豆腐ステーキ

豆腐ステーキの大豆はポリフェノールの一種「大豆イソフラボン」が豊富。卵をトッピングするとビタミンAやEが摂取できます。

<お酒>赤ワイン 

ビタミンAや植物では最強といわれるポリフェノールが豊富。

または 生レモンハイボールもOK。この場合、レモンのビタミンCは空気に触れると効果が減ってしまうめ「搾りたて」生レモンがポイント。

 

秋の味覚サーモンを味わいながら、夏の疲れを癒しいつまでも若々しく!今宵も居酒屋へ腸活にGO!

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AUTHOR

松田 真紀

松田 真紀

1972年、兵庫県生まれ。管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。アスリートフードマイスター3級。女子栄養大学卒業。株式会社バードワークス代表取締役。1994年、明治乳業株式会社入社。その後、電通など広告代理店勤務を経て、2014年、スポーツと健康に特化した「食プロデュース」を行なう株式会社バードワークス設立。自ら18才から15年以上20kgの体重増減、摂食障害に。苦しいダイエット生活の末辿り着いた、外食、コンビニ、レンチン、OK!ラクして食事を楽しむダイエットを提案する管理栄養士として300以上の施設団体など多方面で活躍中。著書『居酒屋ダイエット』(三笠書房)。趣味はトライアスロン、100kmウルトラマラソン、フルマラソン、全米ヨガアライアンス200習得中。



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