【かぼちゃ】の栄養価がアンチエイジングに期待大?!老化を防止する食べ方とは|管理栄養士が解説
秋から旬を迎えるかぼちゃ。おかずからデザートまで色んな料理に使える栄養満点の緑黄色野菜です。そんなかぼちゃはアンチエイジングに期待ができるといわれています。 いつまでも若々しくいたいと思っている人は多いのではないでしょうか。かぼちゃがアンチエイジングに期待ができる理由、どんな栄養が含まれていて、どんな食べ方をすると効果的なのかを解説していきます。
かぼちゃの栄養
β‐カロテン(ビタミンA)
β‐カロテンは身体の中でビタミンAに変換され、皮膚や目の健康維持に役立ちます。抗酸化作用があり、免疫力アップの働きもあります。がんなどの生活習慣病の予防や老化防止にも期待ができるといわれています。
ビタミンC
コラーゲンをつくり出すビタミンです。メラニン色素の沈着を防いだり、肌のしわやシミを防ぐことに役立ちます。かぼちゃに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいので調理しやすいです。また強い抗酸化作用があり、ホルモンの合成や鉄の吸収をよくしたりと身体に嬉しいはたらきがあります。
ビタミンE
野菜の中でトップクラスに含まれています。強い抗酸化作用をもっていてストレスから身体を守ってくれます。ビタミンEは老化を進める活性酵素(過剰になると細胞を傷つける)が身体の中で増えてしまった時にその活性酵素のはたらきを抑えてくれます。また血行をよくしてくれたり、肌荒れ防止にも期待できます。
アンチエイジングに期待できる理由
かぼちゃがアンチエイジングに期待ができるといわれているのは、三大抗酸化ビタミンと呼ばれているビタミンA・ビタミンC・ビタミンEが含まれているからです。このビタミンたちの相乗効果で身体に嬉しいはたらきをしてくれるのです。具体的には免疫力アップ・アンチエイジング・がんなどの生活習慣病の進行を抑制してくれるのなどです。これらの栄養素は活性酵素が過剰に増えて老化を進めないよう防いでくれるのです。そのため、かぼちゃはアンチエイジングに期待ができるのです。
効果的な食べ方
皮ごと食べる
かぼちゃの皮にβ‐カロテンやビタミンCが多く含まれています。実は果肉よりもその含有量が多いため、栄養を逃すことなく食べるためには皮つきをオススメします。種やワタにも栄養を含んでいるため、一緒に調理すると栄養を無駄にすることはありません。
油で調理する
かぼちゃに多く含まれているビタミンA・Eは脂溶性(油に溶けやすい)ビタミンなので油と一緒に調理し食べることで効率よく吸収することができます。ドレッシングをかける、チーズと一緒に食べるだけなどでも簡単なのでオススメです。
アンチエイジングレシピ:ヘルシーかぼちゃサラダ
≪材料≫2人分
・冷凍乱切りかぼちゃ 5~6個(180g)
・ベビーチーズ 2個
(A)無糖ヨーグルト 大さじ1
(A)はちみつ 小さじ1
(A)ブラックペッパー 適量
・パセリ粉 適量
≪作り方≫
①かぼちゃをボウルに入れ、電子レンジで加熱する
※500Wで5分ほど やわらかくなればOK
➁熱いうちにかぼちゃを軽くつぶし、粗熱がとれたら調味料(A)を加え混ぜあわせる
➂最後にベビーチーズを食べやすい大きさに切って混ぜ、器に盛りパセリ粉をふる
参考文献:正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学 高橋書店
ライター/こばやしなつき
管理栄養士。病院での大量調理や栄養士業務を経験。高齢者福祉施設にて利用者様の健康マネジメントに携わる。妊娠を機に退職。妊娠中に食事の大切さに改めて気づき、こども・ママ・家族みんなが笑顔で過ごせるようサポートしたいと思うように。現在は妊娠中の食事やこどもの栄養について情報を発信。栄養や健康に関する記事執筆などを行っている。マタニティ雑誌「マタニティSTYLE2024」レシピ掲載
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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