お腹を触ると冷たい人は試してみて!腸と心を元気にするお腹ねじりストレッチ
腸の健康は心の健康との関係が大きく、その反対も然り。今回は、腸と心を元気にするお腹まわりのストレッチをおこなっていきます。
腸と心の健康は関係し合っている
強い緊張や不安を感じると急にお腹が痛くなる。また、出張先や旅行先のような慣れない環境で過ごしていると便秘になってしまうというのは、脳にストレスを受けたことで腸が反応し、ぜん動運動が乱れて起こる現象です。
また、夏の間、冷たい物を飲み過ぎた・食べ過ぎた、冷房の効いた屋内で過ごしたことなどで、腸の働きが低下したまま秋を迎えている人は少なくないでしょう。お腹に触れるとひんやりしているというのは、腸の機能が低下していることの現われの一つです。
その一方で、腸内環境の変化に応じて脳で不安感が増すなど腸の状態が脳に影響を及ぼすことも研究されています。腸といったら食べ物を消化して栄養を吸収する消化器官として知られていますが、実は約1億個以上もの神経細胞が集まっていて、独立して自らの判断で機能することができるほか、脳と連携し合い、互いに影響し合っています。腸は心を映す鏡であり、心は腸を映す鏡であるといっても過言ではありません。
腸と心を元気にする腹部ねじりストレッチ
腸の健康状態が気になった人はお腹まわりを心地良く伸ばしたりねじるストレッチを行なって、腸を優しく刺激し働きを促していきましょう。
<やり方>
1)正座の姿勢で座り、足は重ねず、かかとを自然に開く
2)手の指先を床についたら、目線は正面に向け、右脚を腰からまっすぐうしろへ伸ばす。左足の甲はそのままお尻の下、右足の甲を寝かせて床を押しましょう
3)息を吸いながら背骨の間隔を広げ、頭頂を高くする。指先で軽く床を押してもOK。
4)息を吐きながら5~10呼吸ほど数えて上体を左へねじる。あごは床と平行をキープし、腰が反りすぎないようにしましょう
この時、腹部に心地良い伸びを感じつつ、呼吸でしっかり膨らませる・凹ませる動きができる姿勢に整えます。
5)ヘソを正面に向けたら、左かかとを恥骨の前にセット。息を吐きながら上体を前に倒し、お腹の緊張を緩めた姿勢で呼吸を5~10呼吸繰り返す
6)反対側も同様に行う
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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