腰まわりのもったり感が気になったら〈続けることで効果あり〉皮下脂肪すっきりエクサ&ストレッチ
今回のテーマは腰まわりのもたつきの原因「皮下脂肪」です。皮下脂肪は体脂肪の中でも落ちるのに時間がかかる脂肪と言われています。ダイエットの効果がなかなか感じられない…と落ち込まず、長期戦覚悟で向き合っていきましょう。今回は続ければ必ず効果を実感できる腰まわりのエクササイズ&ストレッチをご紹介します。
腰まわりが太りやすいのはなぜ?
「腰まわりに脂肪がついてシルエットがもったりしてきた…」と感じたら、まず運動や食事制限を取り入れる方は多いでしょう。ところが、頑張ってもなかなか効果を感じられない…なんてこともしばしば起こります。
実は、腰まわりは体の中でも太りやすい部位であり、そして痩せにくい部位でもあるんです。腰まわりにつきやすいのは皮下脂肪。ダイエットをすると優先的に落ちる内臓脂肪と比べ、体脂肪の中でも最後のエネルギーとして消費される皮下脂肪は手ごわく、短期間でスッキリさせるのは難しいとされています。
腰まわりに皮下脂肪がついてしまう原因として、
● 猫背の姿勢で過ごす…お腹まわりの筋肉が使われにくくなり、皮下脂肪がつきやすくなる
● 筋肉・筋力が低下している…座って過ごす時間が長かったり運動不足が続いたりすると筋肉が使われずに基礎代謝が低下。その結果、摂取エネルギーが余って脂肪として蓄えられるようになる
● 腰まわりが冷えている…もともとあまり動かすことのない腰まわりは血行が悪くなりがち。冷えもまた体温の低下から基礎代謝の低下を招き、脂肪が蓄積しやすくなる(ホルモンバランスや自律神経のバランスの乱れが関係することも)
があげられます。腰まわりに皮下脂肪を増やさないためには、適度な運動と冷え対策が大事です。また、皮下脂肪は1~2か月程度のダイエットでは落ちにくいもの。「ダイエットの効果がさっぱり出ない…」と落ち込まず、長期戦を覚悟してじっくり取り組むのが良いでしょう。
腰まわりのもったり感が気になったら…皮下脂肪すっきりエクササイズ&ストレッチ
今回は皮下脂肪をすっきりさせたい人におすすめのエクササイズとストレッチをご紹介します。
皮下脂肪すっきりエクササイズ
<やり方>
1)四つ這いの姿勢になり、手は肩幅、脚は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下にひざをつきます。おヘソを引き上げて背中を平らにすると◎
2)両脚を揃えたら、床から膝を浮かせます。左右の太ももの内側と膝で押し合うようにしながら脚がくっついた状態をキープします
3)息を吐きながら腰を右にツイストし、息を吸いながら2)の姿勢に戻り、次の呼吸で左にツイストします。左右のツイストを10〜20回繰り返しましょう
ポイントは、膝は床に下ろさず下腹部を引き上げた姿勢を保ちながらツイストすること。また、息を吐く時にお腹をグーッと薄くして、腹横筋(お腹を横から引き締めるインナーマッスル)を使うとさらに効果的です。
皮下脂肪すっきりストレッチ
<やり方>
1)両脚を前に伸ばし長座(ちょうざ)の姿勢になり、両手を体の後ろについたら右膝を立てて、足の裏を左脚の外側につきます
2)左ひざを曲げ、右手を右膝の内側にセットします
3)息を吐きながら上体を左後方にねじります。右手で右膝を外側に押しながら、無理のない範囲でねじりを深めます。楽に呼吸できる姿勢をキープすることがポイントです
4)反対側も同様に行います
その日の体の状態や運動量に合わせて、強度を調整しながら取り入れてみてくださいね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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