キムチのダイエット効果を上げるには朝と夜どっちに食べるべき?管理栄養士の提案は
キムチがダイエットに向くという話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。本記事ではキムチがダイエットによいと言われる理由とともに、おすすめの食べるタイミングについて解説します。キムチを食べる際の注意点も紹介するため、ダイエット中の方はぜひ参考にしてみてください。
キムチはダイエットに向く食材?
キムチがダイエットに向くといわれる理由は主に3つあります。
・低カロリー・低糖質
・発酵食品の整腸作用
・カプサイシンの脂肪燃焼効果
キムチは小鉢1杯分(50g)で14kcal、糖質は1.4gと低カロリーな食材です。
※キムチは八訂の食品成分表において「差引き法による利用可能炭水化物」のみの記載であるため、女子栄養大学出版部のwebマガに記載の計算式を参考に、単糖当量を推計しています。
また、発酵食品であることから乳酸菌も摂取できるため、おなかの調子を整えるのにも役立つといわれています。ただし日本人向けに酸味を抑えるようにアレンジされた浅漬けや低温熟成タイプのものは、乳酸菌が少なめのようです。
キムチの独特の辛さを呈する唐辛子に含まれるカプサイシンには、脂肪代謝などエネルギー代謝を促進したり、発汗を促したりする作用があることも特徴です。
キムチを食べるおすすめのタイミングは夜!
キムチに限らず、納豆やヨーグルトも夕食時に食べるのがよいといわれています。これは、睡眠時などの副交感神経が優位な時間帯には腸のぜん動運動が活発になることや、乳酸菌の作用によって腸内環境が整うためです。
しかし、食べてすぐに寝てしまうのはダイエットの逆効果になるため避けましょう。胃腸の負担を減らすために、就寝の2~3時間前には食事を終えるのがおすすめです。
ダイエット中にキムチを食べる際の注意点
これまでキムチのメリットを解説してきましたが、実はデメリットもあります。代表的なものは以下のとおりです。
・食欲増進効果
・胃の粘膜が荒れてしまうリスク
・塩分が多い
カプサイシンには食欲を増進させるというダイエット中には耳の痛い効果や、食べ過ぎは胃を荒らす原因にもなります。またキムチは塩分を多く含むため、たくさん食べるとナトリウムの摂り過ぎによってむくみの原因にもなるため、注意しましょう。
まとめ
本記事では、キムチのメリットとともに食べるタイミングやデメリットについても解説しました。キムチはダイエット中のおかずの味付けに使うのもおすすめです。キムチを上手に食事に取り入れ、アレンジを楽しんでみてください。
〈参考文献〉
AUTHOR
栗城智子
大学卒業後、食品メーカーにて商品開発や品質保証の業務に従事し、管理栄養士を取得。特定保健指導やドラッグストア勤務において、人々の食事や健康、サプリメントに関する悩みに寄り添う。上記資格のほかフードスペシャリスト、離乳食・妊産婦食アドバイザー、日本化粧品検定1級、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を保有。食と健康について学びを続けている。現在は子育てをしながら管理栄養士ライターとして執筆や商品監修に携わる。
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