「お金の責任とスキルは早いうちから教えたい」女優サラ・ミシェル・ゲラーが語る【お金の教育論】

1997年から2003年にかけて放映されたテレビドラマシリーズ「バフィー ～恋する十字架～」で主演を務めた女優のサラ・ミシェル・ゲラー（46歳）は、夫である俳優フレディ・プリンゼ・ジュニアとの間に娘シャーロット（14歳）と息子ロッキー（11歳）のふたりの子どもがいる。日々、お金に関して積極的な会話を心がけ、子どもたちには早いうちからマネースキルを身につけさせたいと考えている。

サラ・ミシェル・ゲラーにとって、子どもたちに“勤勉さ”の価値を理解させることは重要事項だという。子どもたちが恵まれていることを自覚し、勤勉さを忘れず、自立することができるようになってほしいと願っている。そして自立に必要なことのひとつは当然“お金”である。

現代の子どもたちは現金に触れることが少ない

サラは以前、子どもたちにお金の使い方や責任について理解を深めさせようと、子どもたちに現金を与え、銀行口座を開設し、そこにお金を預けさせたことがあった。しかし、お金の使い方に実感が足りないと感じたという。

娘のシャーロット（14歳）は「現金を持っても、多くの場所で使えないし、使えても少額しか使えない」と主張した。アメリカではキャッシュレス化が進み、現金利用ができない場所が増えているのだ。アメリカに限らず、多くの先進国では現金を使わないことが一般的になりつつあり、サラは考えを改め、新しいアプローチを模索した。

そこで、サラが見つけたのはあるアプリだった。ティーンエイジャーが自分のお金を使って、貯金や投資を行い、マネーリタラシーを学ぶ手助けする無料のティーンエイジャー向けアプリ、「フィデリティ・ユース™（日本語バージョンも有り）」である。

親子でアプリでお金を学び、運用する

サラは次のように語る：「子どもたちはお金に責任を持っていますが、私が監督しています。お金がどこにどのように使われているかを見ることができ、貯金や投資の重要性を教えています。小額から始めて、学び始める範囲で口座維持手数料はかかりません」と述べた。「これは本当に子どもたちを財務的成功へと導くものです。これをきっかけに会話を拡大し、新たなスキルを教えることができます」。また、「お金の使い方とその責任を理解することが重要です。若いときはワクワクすることがいっぱいで、ベースボールカードや流行りの洋服を買いたいと思ったりするでしょうが、子どもたちは親が一生懸命働いていることを理解しなければなりません。親として、子どもたちが成功するために必要な教訓を早くから教えることが私たち親の責任です」と強調した。

ネット検索ではなく、親子で話し合う環境づくり

シャーロットはアプリを使い始めてから、“明確な目標”を持つようになり、それを達成するために必要なお金の概念を理解し始めたという。息子ロッキーは、13歳から17歳のティーンエイジャーを対象としたこのアプリはまだ早いが、サラは時期が来たら彼にもこのアプリを使わせるという。サラにとって、息子と娘の両方とお金について同じ会話をすることは重要だ。「お金に関する会話は、娘よりも息子とする方が多いです。けれど、私たち親は責任をもって、平等に会話をしないといけませんね」とサラは訴えた。

サラは常に子どもたちと“オープンな関係”を持ちたいと考えており、質問がある場合にはインターネットで答えを検索させるのではなく、自由に両親に質問できる環境を作りたいと述べている。

出典：

Sarah Michelle Gellar Reveals Why She’s Teaching Her Kids About Financial Skills At A Young Age