パリコレ会場にすっぴんで現れたパメラ・アンダーソン、若さを求めるのは「無益なこと」と言い切る理由

1990年代にドラマ「ベイウォッチ」に出演、真っ赤な水着姿で世界中の男性たちを虜にしたパメラ・アンダーソン。雑誌『プレイボーイ』のプレイメイトとしても活躍し、グラビアではグラマラスな胸で人気を集めた。メイクやヘアスタイルも当然濃くて派手。素顔を見せないゴージャスなセレブリティの代表格だった。

しかし近年は一転してナチュラル。メイクも薄くなり、インスタグラムのセルフィーではそばかすも披露している。あるインタビューでその理由について聞かれると「メイクをしない方がより自分らしいポジティブな気持ちになれることに気がついた」とコメント、信頼していたメイクアップアーティストを亡くしたこともきっかけになったと語っている。またNetflixのドキュメンタリー作品「パメラ・アンダーソン、ラブストーリー」でも素顔を披露。セックステープの流出やその後のマスコミの猛攻撃で傷ついた経験などを自分の言葉で告白、ありのままの心情をさらけ出している。

内面も外見もどんどん飾りを取り去っているパメラ。パリコレの会場にはなんとノーメイクで現れた。コレクション会場といえばセレブたちが完璧に決めたファッションとメイクでやってくる場所。そこに潔くすっぴんで登場した彼女はそれだけで注目の的に。あるコスメブランドのTikTokにも登場、インタビューにも答えていた。レポーターに「最近はどんなケアをしている？」と聞かれると「何もしていない」と回答。「みんな目を覚まして。何が起きているとしてもそれが起きていることなんだから。大切なのはありのままの自分を認めること。それが今私の受け入れようとしている人生の一章なの」と女性たちに呼びかけた。「あなたは今のままで十分素晴らしい存在だし美しい。そう思うのが難しいこともあるだろうけれど、そう理解する必要があるのよ」。若さを追い求めるのは「無益なこと」と刺激的な言葉も飛び出した。

フランスのメディアもすっぴんのパメラに注目している。雑誌フランス版『Vogue』のインタビューにも答えている。「今は自分の肌のままでいるのが一番幸せ」「美しさは内面から生まれるものだと心から思えるようになった」と話す。「母はいつも私に人生のある時期には化粧をしたくないと思うようになると言っていた。その通りだった。ときには美に挑戦することも必要。若さを追い求めたり、ファッション誌やそういうものが提示しているイメージを追い求めたり。でもそうやっても失望したり少し悲しい気持ちになったりするだけ。私は今、このままでいることが正しいのだと思っている」。

以前のインタビューでは過去の自分について「人から言われたことに従っていた」と分析していたパメラ。今回のパリではそんないい子だった自分から脱却した結果が今回のノーメイクだと話していた「今の私はちょっと反抗期なんだと思う。「私はその場で一番綺麗な女の子になりたい訳ではない。今の私はただ自由で解放感を感じているの」。パメラのノーメイクに対しては女性セレブたちからも称賛の声が上がっていた。他の女性たちよりも綺麗な女性になることではなく、過去の自分よりも自由な自分を目指す。他の人と比べない、他の人の基準にとらわれない彼女の生き方は、世界中の女性に勇気を与えてくれる。

出典：Pamela Anderson Addresses Her Makeup-Free Moment That's Causing a Movement: 'It's a Release'
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