さっきトイレに行ったばかりなのに…【更年期世代に多い、尿漏れの原因とは?】今すぐできる3つの対策
尿トラブルの原因は骨盤底筋の緩みと女性ホルモンの低下
尿もれ、頻尿の原因は大きく2つあります。骨盤底筋の緩みと、女性ホルモンであるエストロゲンの低下です。
骨盤底筋は、膀胱や尿道など腹部の臓器を支えるハンモックのような筋肉です。骨盤底筋は膀胱を支え、尿道を締める役割がありますが、この筋肉が緩んでしまうと尿もれしやすくなります。
また、更年期からエストロゲンが低下すると、膀胱の粘膜が薄くなったり、筋肉量が減少することがあり、これも頻尿や尿もれの原因となります。
しかし、骨盤底筋は筋肉ですから、トレーニングによって強化できます。つまり、改善が可能なのです。
骨盤底筋含めた骨盤周りの筋肉を鍛える簡単トレーニング
ここからは対策ケア方法を見ていきましょう。1つ目が、骨盤庭筋のトレーニングです。今回は、骨盤底筋だけでなく、骨盤周りの筋肉を丸ごと一気に鍛える簡単な方法を紹介します。
①かかとどうしをくっつけて立つ。足先は90度以上、しっかり開く。
※ただし、脚の痛みがある人は無理のない範囲で開くようにする。
②かかとどうしを付けたまま、約10cmかかとを上げる。ゆっくりと下ろす。
※ふらつくときは壁やいすにつかまって行ってもよい。
③ ②を10回繰り返す。
簡単な運動ですが、太ももの内側、お尻、脚全体、体幹の筋肉を使っていることが感じられます。信号の待ち時間や、家事の合間など、隙間時間にぜひ取り入れてみてください。
AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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