【びっくりするほど栄養たっぷり】捨てるのはもったいない!かぶの葉レシピ「かぶと柿の白あえ」
だんだん気温が下がってくるとおいしくなる根菜類。中でもころんとした丸いフォルムがかわいいかぶは、クセがなく食べやすい野菜ですよね。ただかぶの根の部分だけ食べて、葉の部分を捨てていませんか?葉こそ栄養豊富で是非とも食べて欲しい部分なのです。
かぶの栄養について
かぶの栄養に関しては、根の部分と葉の部分で大きく異なります。根の部分は淡色野菜で甘味がありクセのない味わいが特徴。ビタミンCやカリウムの他、ジアスターゼという消化を助けてくれる酵素を含みます。その為、胃腸の調子が悪い時や胃がもたれている時に積極的に摂りたい野菜です。
一方、かぶの葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。独特の風味とシャキシャキとした食感が特徴。βカロテンやビタミンCに加え、不足しがちな鉄やカルシウムなども豊富です。その差は一目瞭然。
カルシウム(mg) | 鉄(mg) | ビタミンA(μg) | ビタミンE(mg) | ビタミンK(μg) | 葉酸(μg) | ビタミンC(mg) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
かぶの根 | 24 | 0.2 | 0 | 0 | 0 | 49 | 18 |
かぶの葉 | 250 | 2.1 | 230 | 3.1 | 340 | 110 | 82 |
これだけ栄養が豊富であれば、葉の部分も是非食べたいですよね。
かぶの葉のおいしい食べ方とは?
かぶの葉は少しクセがあるので、苦手な方もいらっしゃるかもしれません。油で炒めたり、ふりかけにして食べるのが定番ですが、今回は一度にたっぷり消費できる白あえをご紹介します。白ごまを使った甘めの衣で、クセのある葉もおいしく召し上がれますよ。たっぷりの和え衣がおいしさの秘密です。
かぶと柿の白あえ
<材料(4人分)>
・かぶ 2個
・柿 1/2個
・絹ごし豆腐 150g
・Aみそ 大さじ1
・A白ねりごま 大さじ1
・A砂糖 大さじ1
<手順>
①絹ごし豆腐はペーパータオルに包み、15分ほど重しをのせて水けを切る。
②豆腐、Aをボウルに入れ、すり鉢もしくはブレンダーで滑らかにすりつぶす。
※豆腐がとろとろになるまでよくすり潰してください。
③かぶの根の部分は2〜3mm厚さのくし形切りにし、塩少々(分量外)をふり、水けを絞る。葉の部分は4cm長さに切り、熱湯で1分ほどさっとゆでて、しっかり水けを絞る。柿は2〜3mm厚さのくし形切りにする。
④③を②に加え、さっとあえる。
<参考元>
「新・野菜の便利帳 おいしい編」 名取貴光監修
JAグループ 春・冬の旬野菜カブ
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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