ブロッコリーの葉は食べられる?捨てた方がいい?管理栄養士が教えるブロッコリーの豆知識
なにげなく切って捨ててしまうブロッコリーの葉。「実は食べられるのでは?」と気になったことはありませんか?下処理中に捨てることが当たり前になっている野菜の葉、皮などは実は食べられる部分かもしれません。今回はブロッコリーの葉について紹介します。
ブロッコリーの葉は食べられる?捨てた方がいい?
ブロッコリーの葉を切って捨てている方が多いかもしれませんが、実はブロッコリーの葉は、食べられます。
また、葉と同じように捨てることの多いブロッコリーの太い茎の部分、こちらも実はおいしく食べられますよ。細い茎やつぼみの部分しか食べていない、という方はぜひ葉や太い茎も調理してブロッコリーを丸ごと食べてみましょう。
ブロッコリーの葉に含まれる栄養素とは
普段食べているブロッコリーのつぼみにはビタミンC、ビタミンB1、葉酸などの水溶性ビタミン、カリウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。葉や茎にも同じようにビタミンやミネラルが含まれているので、捨てずに食べておきたい部分です。
ブロッコリーに豊富に含まれるビタミンは水溶性なので、加熱したり、水にさらしすぎたりすると栄養素が溶け出してしまいます。なるべく栄養素を逃さないように、さっと調理しましょう。
捨てずに食べよう!ブロッコリーをすべて食べる調理方法
ブロッコリーは根元のかたい部分や、スジの多い部分以外はほとんど食べられます。かたい部分とスジを包丁で切り落とし、葉や柔らかい茎の部分も丸ごと調理しましょう。
ブロッコリーの葉や茎は、加熱して食べるほかの葉物野菜や根菜と同じように調理できます。歯の部分は鮮やかな緑が料理に映え、また茎はさっと加熱することで歯応えがあり料理のアクセントになりますよ。
・あえもの
ブロッコリーのつぼみと一緒に葉や茎を茹でて、ドレッシングや醤油などとあえましょう。和風や洋風、どのような味付けにも合いますよ。
・野菜炒め
キャベツやにんじんを野菜炒めに入れるように、ブロッコリーの葉や茎も野菜炒めの具材にできます。
・スープ
コンソメスープなどの具材にもブロッコリーの葉や茎がぴったりです。茎はサイコロ状のさいの目切り、乱切り、薄切りなどどのような切り方でも合うので、ほかの具材に合わせてカットしてみましょう。
・スムージー
ほうれん草や小松菜などの葉物野菜をスムージーにするのと同じように、ブロッコリーの葉もバナナやりんごなどと混ぜてみましょう。ブロッコリーの葉は味にくせがないので、飲みやすいスムージーが完成します。
意外に思いますが、ブロッコリーはかたい部分以外、全体を丸ごと食べられる野菜です。つぼみ、葉、茎とそれぞれ食感が異なるので、歯応えも楽しみながらさまざまな料理に入れてみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
なつめももこ
管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。
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