【とうもろこし】のひげ…捨てたら損!?ひげまで食べるメリットを管理栄養士が解説(簡単レシピ付き)
とうもろこしのひげ、皮をむくときに一緒に捨ててませんか?実は、捨てることで損をしていたかもしれません。本当に捨てていい部分なのか、特徴や簡単レシピも合わせて紹介します。
とうもろこしのひげは食べられる?
とうもろこしのひげは食べられます!実は生薬として使われている部分で、栄養素も含んでいるのです。
とうもろこしのひげはどんなもの?選ぶときの注意点は?
とうもろこしの「めしべ」です。とうもろこしの粒一つ一つから伸びているため、ひげの数と粒の数は同じになります。また、とうもろこしを選ぶときには、ひげの色が濃い茶色で量が多いものの方が甘くて熟しています。
とうもろこしのひげに含まれる栄養素
特に多く含まれる栄養素を2つ紹介します。
カリウム
体内の浸透圧や水分の調整に役立ち、過剰摂取した塩分を排泄する働きがあります。そのため、むくみ対策や血圧を下げる効果があるミネラルです。
食物繊維
便秘予防だけでなく、血糖値上昇を抑えたり、血中コレステロールを低下させたりする働きがあります。生活習慣病の予防や改善にも効果的で、第6の栄養素ともいわれています。
ひげまで美味しく食べられる簡単レシピ
とうもろこしのひげは、天日干しし、ひげ茶としても使われています。今回は、とうもろこしの実や芯と一緒に調理し、うま味をたっぷり活かしたレシピを紹介します。
【うま味たっぷり!とうもろこしごはん】
材料 (2人分)
・米 2合
・とうもろこし 1本
・しょうゆ 大さじ1
・塩 小さじ½
・水 適量
作り方
①米を洗い、2合分の目盛通り水を入れ30分~1時間つけておく。
②とうもろこしの皮をむく。
ひげは茶色い部分を除き、1㎝程度に切る。とうもろこしを半分に折り、芯から実をそぐ。
③①に、醤油と塩を加えて軽く混ぜ合わせる。②のひげ、実をのせ、最後に芯を入れ、通常通り炊飯する。
④炊けたら芯を除いて混ぜ合わせ、茶碗に盛り付け完成。
捨ててしまいがちな部分にも、実は栄養素が含まれています。皮付きのとうもろこしを調理する際には、ぜひ参考にしてみてください。
【参照】
食物繊維 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
夏の食材で「涼」を感じよう<野菜編>:農林水産省
トウモロコシ|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ
ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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