とうもろこしはどれぐらいもつ?保存方法で甘さが違う?美味しく効率的な保存方法|管理栄養士が解説
子供や大人にも甘さがあり人気の野菜でもある「とうもろこし」ですが、夏場は暑く鮮度が落ちやすく野菜も痛みやすいため、しっかりと正しい保存方法を知り、とうもろこしの美味しさを長く楽しむ事がでるコツを活用しましょう。 今回は食材の保存方法に詳しい管理栄養士が解説します。
「とうもろし」の賞味期限はどのくらい?
そもそも畑から収穫したとうもろしをそのままの状態で保存していたら賞味期限はどのくらいか、ご存知でしょうか?
一般的には、とれたてが一番美味しいとされていて、時間がたつと甘みが減ってしまうため、収穫直後〜3日程度が美味しい賞味期限とされています。
ですが、つい多く購入してしまったり、いただきものとして一度に多く手元にある時などは3日では食べきれないこともあます。食材を持たせる工夫をし、美味しさもキープすることができるのでお得です。
「とうもろし」を長持ちさせる方法とは?
生のまま冷凍保存
生のとうもろこしを皮付きのままラップなどにつつみ、冷凍保存することで乾燥を防ぎます。約2ヶ月保存することができます。
茹でで冷凍保存
すこし硬めにゆでた状態で冷蔵保存しやすい長さの約3〜4㎝にカットし、水気をよくとり冷凍保存します。
調理で粒状で使用したい時はあらかじめ粒状にした状態で冷凍保存すると時短にもつながります。保存期間は約1ヶ月になります。
電子レンジ加熱後冷蔵保存
とうもろこしの皮を剥き、ラップをして600ワットで約3分加熱し、しっかりさめたらそのまま冷蔵庫へ入れて保存します。保存期間は3日から4日ですが、収穫したてで調理することで一番甘さが強いタイミングで保存ができます。また冷蔵保存はそのまま再加熱なしで調理できるので、より簡単に食べることができます。
生と茹で、どちらで保存したほうがいいの?
とうもろこしは生と茹ででは栄養素の大きな違いはなく、どちらの保存方法も適していると言えます。
どのような調理に活用したいかで保存方法を変えるのがよい方法です。
トッピングのように少量を使用したいのであれば茹でで粒状の冷凍保存が適しており、少しでも長く保存したいのであれば生のままの保存がよいなどご自身の生活スタイルに合わせて保存をしましょう。
管理栄養士からのアドバイス
とうもろこしの保存方法を知る事で美味しさが長く続き、調理の時短ができることもわかりましたね。
せっかく保存するのであれば美味しいとうもろこしを見極めて購入しましょう。
鮮度が高く粒がふっくらしており、先までぎっしりしているものが甘いものが多いので選ぶ時に参考にしてみてください。
参考:農林水産省 夏野菜の保存術
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く