【働き方を考える】会社員からフリーランスに転身|自分らしく居られる場所を作り出した私なりの方法

 【働き方を考える】会社員からフリーランスに転身|自分らしく居られる場所を作り出した私なりの方法
photo by 書籍『ポンコツなわたしで、生きていく』(技術評論社)
竹田歩未
竹田歩未
2023-10-14
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時間を確保して、未来へ種まき

ーー会社員からフリーランスになるにあたって、どのように「時間」の使い方を変えていったんですか?

いしかわさん:大前提、わたしたちには1日24時間しかないですよね。未来は目の前の1秒を積み重ねていくものだから、もし今日をぼんやり過ごしてそれを明日も明々後日も繰り返していたらどうなるのか想像した時、わたしはこのままじゃダメだと思ったんです。なので、会社員時代は朝活をするコミュニティに入り、コミュニティで知り合った人たちに、土日に集まって作業しないかと声をかけていました。その時間の中で未来に種を蒔くようなことをしていたんです。わたしは当時発信に力を入れていて、とにかくたくさん書きたかったので。

わたしは元々早起きが苦手だったんですが、朝活コミュニティに入って会社に行くまでの3時間を確保する生活をしていました。これは独立する前の1年弱ですね。当時はこの時間帯で自分のやりたいことをやったり、副業もこのタイミングでやっていました。すると、全体的に時間の使い方が変わってきて。それまでは会社と家の往復、プラス飲み会が基本だったんですけど、朝の時間や土日の時間を使うことで成果が積み重なっていくじゃないですか。noteをたくさん書いたり、発信を充実させたり。自分が成長していくのを実感できたし、結果的にこうしてフリーランスになれた。人付き合いを変えるのって結構難しいかもしれないですが、時間の使い方は比較的変えやすい部分かと思います。

ーー当時からフリーランスになることを意識して取り組んでいたのでしょうか?

いしかわさん:当時は、フリーランスになりたいというよりも自分の社外活動を増やしたいという目的が強かったです。自分のやりたいことをやる場でもありましたね。会社員をされている方は、やりたいことをやれないことも多いと思います。時間がなくて、取り組みたいことがあっても前進させられないとか。でも、時間の使い方を変化させるのは本当に小さな部分で良いと思うんです。それは早起き以外にもいろいろあって、例えば電車の移動中はスマホを見ずに読書するとか。知り合いはこの習慣で1年で300冊も読破したらしくて。

ーー300冊!すごいですね。

いしかわさん:300冊分の知識が身に付いたら、きっと思考も変わってくるはず。時間の使い方って、本当に積み重ねなんだと思いました。

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photo by 書籍『ポンコツなわたしで、生きていく』(技術評論社)

いしかわさん流!フリーランス仕事術

ーーお仕事に関しては、どのようにタスク管理をされていますか?

いしかわさん:時間に融通が利くフリーランスだからこそ、ある程度マイルールを持っておいた方が良いと思います。わたしの場合はせっかくフリーランスになったから会社員並みに働きたくないと思っているので、自分で働く曜日と決めています。そうするとミーティングをその日程で固めやすいんですよ。

ーー営業日みたいな感じですね。

いしかわさん:そうです!自由だからこそ、自分の中でルールを作っていくのは大事ですね。例えば朝が強い人なら午前中に仕事を終わらせて午後は遊ぶといった感じで。メリハリを付けることを意識すると良いと思います。

それと、これはわたしがADHDの特性を持っているからかもしれないですが、タスク管理に失敗しやすくて。これは何月何日まで、これは進行中、これは作業済というように管理すること自体が段々面倒になってしまう。今はもっとシンプルに朝に一日にやることを書き並べて、終わったら線を引いて消していく。目の前のことをひたすらやるスタイルです。あるいは、Googleカレンダーにすべての予定とタスクを入力して一括管理する。

ーーすごくシンプルですね。

いしかわさん:はい。あとは、やっぱり苦手なことを人に任せるのはすごく大事だと思っています。わたしは事務作業が苦手なので、請求書作成や振込関連は専門の方にお願いしています。だって、せっかくフリーランスになったのに事務作業に時間を取られすぎてしまうのは本末転倒じゃないですか。自分の仕事に注力するために人に頼るのも大事なポイントだと思います。

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photo by 書籍『ポンコツなわたしで、生きていく』(技術評論社)

プロフィール:いしかわゆき(ゆぴ)さん

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早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系卒。Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆するかたわら、声優やグラフィックレコーダーとしても活動中。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信している。著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』は3万部超でベストセラーに。その他著書に『ポンコツなわたしで、生きていく。』『聞く習慣』など。「書く+a」のスキルを学ぶスクール「Marble」運営。
Twitter:@milkprincess17

いしかわゆきさん執筆書籍

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『ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす〜』¥1,650(税込)

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竹田歩未

竹田歩未

ライター/中国語翻訳。大学在学中に場所や時間に縛られない働き方に興味を持つ。卒業後の2022年〜ライターとして活動しながら念願の台湾留学を実現。Instagram「フェムテクラブ|フェムテック・フェムケアグッズ」を運営。SNS:Ayumi Takeda @ayumin_tkd フェムテクラブ @femteclub



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