【マッシュルーム】生食できる？注意するポイントと美味しい食べ方を栄養士が解説

ホワイトマッシュルームとブラウンマッシュルームの違いとは？

マッシュルームには全体が白いホワイト種と、全体が茶色のブラウン種があります。ホワイト種はまろやかで上品な味わい。見た目もきれいですよね。一方、ブラウン種は香りが強く、ホワイト種に比べて風味が強い傾向が。日本ではホワイト種をよく見るかもしれませんが、加熱調理をして食べる際は、味の濃いブラウン種もおすすめです。

マッシュルームは生で食べられる？

きのこ類は基本的には加熱して食べることが原則。生や加熱が不十分な状態で食べるとアレルギー症状を起こす可能性があると言われています。しかしマッシュルームは例外。新鮮なマッシュルームは生でも食べることができると言われています。

マッシュルームは収穫後も成長しています。時間が経つと、かさの部分が開き、かさの裏の茶色い部分が見えてきます。生で食べる場合は、かさが開いていない、新鮮なものを選ぶようにしましょう。ちなみにかさが開いたものは香りや旨味が強くなっています。加熱をすれば食べられるので、スープに入れたりソテーにするのがおすすめですよ。

尚、保存する際は、洗わずに冷蔵室で保存を。水滴がつくと傷みやすくなるのでご注意ください。食べる際は、ペーパータオルなどで汚れを拭き取ります。水洗いをすると、水滴が菌糸の隙間に入り込み、風味や食感が落ちると言われています。

マッシュルームとスモークサーモンのカルパッチョ

マッシュルームを使ったあっという間にできるカルパッチョをご紹介します。マッシュルームはなるべく薄く切るのがポイント。スモークサーモンの代わりにお刺身で作ってもおいしいですよ。その際は塩を振ってくださいね。

＜材料（2〜3人分）＞

・マッシュルーム　4個

・スモークサーモン　6切れ

・オリーブオイル　適量

・ブラックペッパー　適量

・パルミジャーノ・レッジャーノ（もしくは粉チーズ）適量
 

＜手順＞

①マッシュルームは軸の端を切り、なるべく薄く切る。（＊マッシュルームの軸は食べることができます。）

②器にスモークサーモン、マッシュルームを並べ、オリーブオイル、ブラックペッパー、パルミジャーノ・レッジャーノをかける。

生のマッシュルームは加熱とは違い、サクッとした食感やマッシュルームの風味を存分に味わえます。ぜひ生のマッシュルームのおいしさを試してみてくださいね。

＜参考元＞

雪国まいたけ　マッシュルームの豆知識

JAグループ　秋・冬の旬野菜マッシュルーム

食品安全委員会　【読み物版】 [生活の中の食品安全 −毒キノコに気を付けよう− その１]  平成28年9月16日配信