「いろんな役割、キャラを持つことで救われる」渋木さやかさんが、仕事と子育ての先に見つけたこと

 「いろんな役割、キャラを持つことで救われる」渋木さやかさんが、仕事と子育ての先に見つけたこと
photo by Shibuki Sayaka
竹田歩未
竹田歩未
2023-07-23

明るく気さくなキャラクターが魅力的なヨガ講師 / ヨガライフアドバイザーの渋木さやかさん。自身が手掛ける「balanced.Box」では、業界初の女性エンパワーメントサービスを展開。仕事や子育て、パートナーとの関係について、等身大の姿でお話しいただきました。前編・後編の2本立てインタビュー。インタビュー後半では仕事と子育てを両立するコツや、パートナーとの関係など、ちょっぴり踏み込んだプライベートな質問にもお答えいただきました。

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仕事と子育て、あっという間に過ぎる日々

ーーー仕事と子育ての両立についてお伺いします。どのようなスケジュールで一日動いていますか?

渋木さん:息子が学校の日は、5時半~6時頃に起きてお弁当を作ってます。そのあと、「balanced.Box」の朝ヨガをやるときもあります。学校に送り出した後は部屋の掃除や洗濯をして、レギュラーレッスンに行ったり自分でヨガをしたり。仕事の打ち合わせはその間にやってしまいます。

ーーーお子さんが帰ってくるまでに詰め込んでいるんですね。

そうです。子供が帰ってきたら習い事に連れていって宿題をやらせて、お風呂に入れて寝かせて…。本当に毎日があっという間。もう一週間経ったの?!みたいな(笑)いけないとは思いつつ仕事の返信が遅くなってしまうこともあって。みんな口を揃えて返信が早いほうが仕事しやすいって言うじゃないですか。ちゃんとしなきゃと思いつつ、バタバタすぎて忘れちゃうこともあります。

子育ては臨機応変に動かなくちゃいけないですからね~。相手が生き物なので(笑)機嫌が悪かったら予定通りに行かなくなるし。今わたしは子ども1人ですけど、これで3人4人子どもがいて仕事もされてる方ってどうしてるんだろう?って感じ。

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ご近所さんや地域の制度に助けてもらう

ーーーお仕事と子育てを両立するうえでピンチを乗り越えたエピソードはありますか?

ご近所さんに助けられています!今住んでいる鎌倉では、近所で密な関係が築けていて町内で子どもを見てくれる雰囲気があります。「仕事が忙しいんだったら見てるよ」と言ってくれるんです。

ーーーお子さんにとっても周りの大人と接点があるって良いことですよね!

そうそう!「ただいま」っていう場所がたくさんあるって良い環境ですよね。あとは、本当に大変な時は家事代行を利用します。お部屋が汚いとお仕事が捗らなくて。それと、ファミリーサポートっていう地域のボランティアサービスで預かってもらうことも。

ーーそういうサービスもあるんですね!知らなかったです。

そうそう。助けてくれる場所、意外とあるんですよ。

子育て、仕事、いろんな顔を持っていたい

子育ては楽しいですしやりがいもあります。でもやっぱりヨガを仕事にしている自分も忘れたくない。いろんな顔を持ってる方が自己肯定感が上がると思うんですよね。仕事での顔や、ママの顔、妻の顔、同級生に見せる顔…いろんな顔を持つことは行き詰ったときの逃げ場がたくさんあるってことだから。それぞれの顔によってキャラを変えたっていいと思うんですよ。それさえも自分だし。自分を保つという意味で仕事に助けられてますね。

自己肯定感を高めるって一時期流行ってましたけど、わたしなりに答えを出すとすればいろんな顔を持つことが大事なのかなと思います。自分の中に多面性を持つことが今の時代を生き抜く術なんじゃないかなって。

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竹田歩未

竹田歩未

ライター/中国語翻訳。大学在学中に場所や時間に縛られない働き方に興味を持つ。卒業後の2022年〜ライターとして活動しながら念願の台湾留学を実現。Instagram「フェムテクラブ|フェムテック・フェムケアグッズ」を運営。SNS:Ayumi Takeda @ayumin_tkd フェムテクラブ @femteclub



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