泥酔防止に【トマト】が有効!血中アルコール濃度を下げる効能と簡単おつまみレシピを管理栄養士が解説

 夏のトマトのイメージ
by 写真AC

暑くなってくると、冷えたお酒をぐびっと飲みたくなりますよね。つい飲み過ぎてしまうときに気を付けたいのが、おつまみ。夏におすすめしたいのは、夏野菜の定番トマトです。今回はトマトとアルコールの相性、簡単なおつまみレシピについて紹介します。

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トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させる!?

西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらい、健康によいとされるトマト。食べていれば健康にはよさそうだけど…。実は、トマトおつまみとして非常に優秀な理由が3つあります。

酔いのまわりが緩やか、酔いがさめるのも早める

ある実験結果でトマトをおつまみにお酒を飲むと、血中アルコール濃度がお酒のみの場合より3割低下し、酔いがさめるのも50分早まったことが確認されています。実験ではトマトジュースを使用したそうです。

さっぱりとした味

トマトの味はお酒とよく合います。ビールとトマトジュースを1:1で合わせたカクテルもあり、ビールが苦手な人でも飲みやすく人気のようです。レモンやライム、塩など加えるものによって味の変化も楽しめるお酒です。

ビール×トマトジュースのカクテルのイメージ
Photo by Canva
 

豊富なビタミンC

ビタミンCは、アルコールを処理する肝臓の働きを助けます。トマトを1個食べると、1日に必要なビタミンC量の1/4を摂ることができるほど豊富に含まれています。 

簡単おつまみレシピ

お酒を楽しむときのおつまみには、トマトの他にたんぱく質を多く含むものもおすすめです。今回は豆腐とトマトを合わせた、夏によく合うさっぱりとしたおつまみを紹介します。

【豆腐とトマトの和風サラダ】

 材料 (2人分)
 ・木綿豆腐      150g
 ・トマト       1個(120g程度)
 ・ごま油       大さじ1/2
 ・めんつゆ(二倍濃縮)大さじ2
 ・塩         少々
 ・大葉        3枚
 ・かつお節      少々
 ※お好みでしょうがを加えてもおいしいです。

作り方
①絹ごし豆腐とトマトを食べやすい大きさに切る。豆腐はクッキングペーパーで軽く水を切る。皿に交互に重ねて入れる。

トマトと豆腐のカットした状態
Photo by Yuri Ogawa


②大葉は軸を切り、半分に切って細切りにする。
③調味料を混ぜ合わせ、①と合わせる。②とかつお節をのせたら完成。

豆腐とトマトの和風サラダ
Photo by Yuri Ogawa

トマトとアルコールは非常に相性がいいですが、食べていればアルコールも多くとっていいという訳ではありません。目安はアルコール5%のビールだと1缶(500ml)程度です。飲み過ぎには注意しましょう。

夏のおつまみにはトマトを活用して、お酒を楽しみましょう。

【参照】
アサヒグループ、カゴメ共同研究トマトが飲酒後の血中アルコール濃度を低下させることをヒトで確認~酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚め※も早まる可能性が示唆~|カゴメ株式会社
お酒を上手に楽しもう:農林水産省
(第2条)食べながら 適量範囲でゆっくりと -公益社団法人アルコール健康医学協会-
アルコール|厚生労働省

ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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