クリスティーナ・アギレラがプチ整形をオープンにしている理由「しわ治療するのは悪いことではない」
シンガーのクリスティーナ・アギレラが、アンチエイジングや整形についての自身の見解を語った。
ネガティブなもの、隠すべきものとされることが多い整形。ボツリヌス菌やヒアルロン酸の注入といったアンチエイジングのためのプチ整形もカミングアウトするセレブはまだまだ少ない。しかしシンガーのクリスティーナ・アギレラはとてもオープン。製薬会社「Merz Aesthetics」のボツリヌス毒素製剤「ゼオミン」のアンバサダーも務めている。当然「ゼオミン」を使って治療をしていることも明かしている。
アギレラはあるインタビューで「自分のやったことをオープンに語るのは素晴らしいことだと思っている。もちろん自分が安心して話せる範囲でだけれど」「私はいつも自分の体やルックス、そういうものを受け入れてきた」と語っている。自分のルックスを受け入れることとアンチエイジングに取り組むことは矛盾しないとも。「しわ治療は悪いことではない。みんなちょっとした助けに頼っていい。そうでしょ? エイジングをネガティブに捉えるのは古い」。アンチエイジングのための治療を「いけないもの」「やってはいけないこと」だと批判するのは、エイジングを「いけないもの」「避けたいもの」だと見ているからだというのがアギレラの意見。確かに年を取ることを盲腸と同じだと考えれば治療は当然だし、手術を受けても誰も責めない。
とはいえボツリヌス菌、いわゆるボトックスを打つことで表情が固まってしまうのは怖いそう。「歌うときには表情に感情が現れる。かちかちの顔をしているわけにはいかない」「最高のルックスと気分、ステージや毎日のリアルさ、その2つを両立させることが私にとって重要」。そのためきちんとした手術やいい薬を使うようにしているそう。「私の顔にはお金がかかっているんだ」とも。
「人生のさまざまな段階でいろいろなことに不満を感じる自分を見てきた。年齢を重ねるにつれて振り返ってみたときに”人生のどのステージも新しい時代だ”と思うようになった。年を取ると自分に自信を持てるようになる。受け入れるべきなのはエイジングのそういう部分。エイジングに強迫観念を持つのはその人にとってよくないことだ」。エイジングが与えてくれる「自信」、つまりポジティブなところを上手に受け入れる。そのためにプチ整形を活用するアギレラの選択について考えてみたい。
出典:CHRISTINA AGUILERA OPENS UP ABOUT COSMETIC PROCEDURES: ‘I HAVE A VERY EXPRESSIVE FACE’
AUTHOR
長坂陽子
ライター&翻訳者。ハリウッド女優、シンガーからロイヤルファミリー、アメリカ政治界注目の女性政治家まで世界のセレブの動向を追う。女性をエンパワメントしてくれるセレブが特に好き。著書に「Be yourself あなたのままでいられる80の言葉」(メディアソフト)など。
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