【唐揚げがヘルシーに変わる裏技】どうしても食べたい時…唐揚げのカロリーを抑える調理テクニック3選
サクサク、ジュワー。子供から大人まで大人気のから揚げ。お弁当や定食でも定番のメニューですよね。しかし「食べたいけどダイエット中だから我慢しよう」と避けている方も多いのではないでしょうか? 今回はそんな方に必見のカロリーを抑える3つのポイントをご紹介します。
吸収する油の量をいかに抑えられるかが鍵
揚げ物のカロリーを左右するのは、食材がどれくらい油を吸収するかです。すなわち、油の吸収する量(=吸油量)を最小限にとどめることができれば、揚げ物であってもカロリーを抑えることができるのです。では油の量を抑えるポイントを見ていきましょう。
①衣を薄くする
から揚げの中で一番油を吸うのが衣です。その為、衣を薄くするほど、油を吸収する量を減らせます。
鶏肉にたくさん水分がついていると衣が多くついてしまうので、しょうゆや酒などの調味料を控えめにする、もしくは衣をつける前にペーパータオルで余分な水分を拭き取ってから衣をつけると衣を薄くつけることができます。
また一度衣をつけたら、両手でトントンと叩いて、余分な粉を落としましょう。このひと手間でも衣が薄付きになり、カロリーを抑えられますよ。
②鶏肉を大きく切る
食材の表面積が大きければ大きいほど、油を吸いやすくなります。
例えば4つ割りとせん切りのじゃがいも100gを素揚げにした場合を比べてみます。前者は吸油率が2%で吸収した油のカロリーは21kcal、後者は19%で171kca。カロリーに8倍もの違いが。同じ食材でも、切り方次第で油を吸う量が大きく変わることが分かりますね。
から揚げの場合でも、鶏肉を小さめにカットした一口サイズのから揚げではなく、油淋鶏のようになるべく大きく切った状態で衣をつけて、揚げてから切る方が、カロリーをぐんと抑えることができます。
③衣は小麦粉よりも片栗粉を
吸油率は片栗粉よりも小麦粉の方が多くなると言われています。100gあたりの小麦粉、片栗粉のそれぞれのカロリーは349kcalと338kcaal。小麦粉に比べて片栗粉の方がわずかですがカロリーが低く、吸油率も少ない為、カロリーを気にしている方は、衣は片栗粉でつける方がおすすめです。
いかがでしたでしょうか?普段作っているから揚げもポイントを取り入れるだけで、カロリーを抑えることができます。ぜひ実践してみてくださいね。
<参考>
調理のためのベーシックデータ 第5版(女子栄養大学出版部)
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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