【むくみ解消はふくらはぎがカギ】冷え知らずの、巡るカラダをつくる「ふくらはぎ快適ストレッチ」
梅雨到来。ぐずぐずする天気に引っ張られて体も気分もなんだか重い...なんてことありませんか?そんな鬱々しがちなシーズンにこそ、スッキリ巡るカラダ作りはいかがでしょう♪簡単3ステップエクサをご紹介です。
巡るカラダは、ふくらはぎがカギ!
外気が湿気やすいこの季節はカラダもむくみがちだと言われますが、そもそも、むくみとはどういう状態を言うのでしょう?
ヒトの体は全身を巡る血管を通じて、心臓から全身に酸素や栄養を運び、同時に細胞から二酸化炭素や老廃物を回収するという、「循環」のしくみで成り立っています。その際、足から心臓に血液を戻す時は、重力に逆らうことになります。この流れが何らかの理由によって滞る時、脚のむくみが起こります。
ふくらはぎの役割
ヒトの下半身には約7割の血液が集まっているとも言われています。その血液を心臓に戻す「第2の心臓」とも言われるポンプの役割をしているのが【ふくらはぎ】なのです。
このふくらはぎを機能的に保つことが巡るカラダづくりのカギなのです!
むくみの主な原因
むくみには慢性的なものもありますが、一過性のものとしては以下のような原因が考えられると言われています。
・梅雨の影響
低気圧による自律神経の乱れから血行不良に。老廃物が溜まりやすくなります。
・長時間座りっぱなしなど同じ姿勢でいる
ふくらはぎの収縮によるポンプ機能が働かず、流れが滞りやすくなります。
・運動不足
ふくらはぎの筋力低下により、ポンプ機能の効率が落ちます。
・塩分の摂りすぎ
塩分には水分を溜め込む性質があり、体が水分をうまく排出できなくなります。
・アルコール摂取
アルコールの血管内脱水作用により高まる血液濃度を低めるために血液中に水分を取り込みます。
・冷え
エアコン等により本来、体温調整や発汗をする自律神経の働きが鈍くなり、水分代謝が低下します。
・女性特有のホルモンの影響
とりわけ月経期は黄体ホルモンの影響により体に水分が溜まりやすくなります。
巡るカラダを作る3ステップエクサ
ここでは、ふくらはぎに刺激を与えて梅雨時期もスッキリ!【 巡るカラダを作る3ステップエクサ 】をご紹介します♪
ステップ1:寝たままずぼらマッサージ
仰向けに寝て宙に足をあげます。
①まずはかかとでお尻を叩きながら、足の力を抜きます。
②片方の足で反対の足のふくらはぎから足首一帯を叩きましょう。両サイド行います。
ポイント
自分のイタ気持ちいい強さを加減しましょう。
ステップ2:ふくらはぎストレッチ
ヨガブロックのエッジを立て、床に対して少し斜めに置きブロックの上に片足を斜めにのせます。踵は床に置きます。
ポイント
・腰が反って姿勢が乱れないように尾骨を下げて、お腹の程よい緊張を保ちましょう。
・膝によりかっかって負担をかけ過ぎないよう腿の前側の筋肉を引き上げます。
・壁にブロックを立てかけて手を壁に置くと、安定します。
ステップ3: 巡りをつくる
足幅を大きくとって、外股にしてスクワットの形をつくります
①片足ずつかかとを交互にあげ
②一旦膝を伸ばして、腰を落とす(屈伸)
①+②を3セット行いましょう!
ポイント
・スクワットは膝が中に入って腰が丸まらないよう少し前傾姿勢で、しっかり膝を開きましょう。上が悪い例、下が良い例です。
ちょっとチャレンジ
爪先立ちからの屈伸を踵を上げたままキープしてみましょう!
動画はこちらから
3ステップエクサ全ての流れをご紹介しています。
血行も気分も停滞しがちな梅雨の季節。ぜひ3ステップエクサで、スッキリ爽快巡る自分に!お試しくださーい♪
AUTHOR
井上浩子
2002年、留学先NYのバレエスクールの授業でヨガに出会う。厳しいプロ生活で心身を壊したことをきっかけにヨガは欠かせないライフワークに。自身の経験から、「自分に安心できる感覚と自分への愛おしさを取り戻す」をモットーにレッスンを展開。 解剖学に基づく効果的なシークエンス構成と 誰にでもわかりやすいインストラクションに定評がある。日米指導歴14年・バイリンガル講師・RYT500。オンライン&対面レッスン、指導者養成のほか、ヨガ関係の通訳・翻訳も行う。
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