【メンズ脱毛市場の動向】今や身だしなみとして当たり前?男性に人気の脱毛部位とVIOの形は?

 【メンズ脱毛市場の動向】今や身だしなみとして当たり前?男性に人気の脱毛部位とVIOの形は?
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近年、需要が拡大しつつある、男性美容・脱毛市場。もはや、脱毛に関しては、身だしなみとして当たり前に!? そこで、気になる「男性脱毛」の人気部位、VIO脱毛の需要、男性ならではのメリット・デメリットなどを医療脱毛専門院の赤塚正洋医師に教えてもらいました。

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Q.男性の脱毛需要、どのように変化している?

昨今、男性専用の化粧品が数多く発売され、百貨店、家電量販店やドラックストア等がメンズ化粧品売り場を拡大するなど男性のスキンケアが一般化しており、男性美容の市場規模が右肩上がりで成長していることは明らかです。また男女という概念に捉われないジェンダーレス志向や多様性(ダイバーシティ)への意識や理解が深まり、様ざまな面で美の在り方においても多種多様な価値観が生まれる中で、近年メンズコスメやメンズメイク、男性脱毛、メンズネイルといった【男性の美容市場】が成長を続けています。

男性美容
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脱毛の流行が始まったのはSNSの普及に関連していると思われます。特に男性の場合は、サッカー日本代表選手や芸能人など多くの著名人がSNSで脱毛をしていることを公言したことで、脱毛に対する抵抗感が減った、ということがあると感じています。また昨今、男性の美意識が高まり、ヒゲやすね、アンダーヘアを脱毛して清潔感をアップさせたりオシャレを楽しむ男性が増えてきています。性別にかかわらず、美意識が高い方々が増えていることも起因していると思います。

実際にカウンセリングで脱毛を希望される男性のお話を聞くと、以前は「コンプレックスを解消したい」というニーズが大半だったのに対し、最近では「美を追求したい」「男性だっていつまでも若々しくありたい」「ビジネス上の身だしなみ」「日々のお手入れ時間の短縮」「将来への自己投資」など、男性の美意識が少しずつ変化し、ニーズも多様化していることを感じます。

脱毛業界においては、脱毛サロンの店舗が急増して広告を見る機会が増えるなど数年前から業界全体が活況にあります。またその影響でエステサロンでの脱毛経験者が増えたことや、エステに行かずともホームケア商品で除毛ができる美容器や除毛剤を購入する方も増え脱毛自体が消費者にとって非常に身近な存在になっていると感じております。その中で、今一つ効果を実感できないと感じた方がより確実な効果を求め医療機関での脱毛に流れてきている現状もあります。今後も男性向けのスキンケア、ヘアケア、スメルケア等を中心とした男性美容市場の規模は大きくなることが予想され、さらに医療脱毛などの美容医療に対するニーズもますます高まっていくと考えられます。

Q.男性には、どの部位の脱毛が人気があるの?

当院では、ヒゲ脱毛、全身脱毛、VIO脱毛の需要が高いです。

➀ヒゲ脱毛

メリット:自己処理の手間が省ける、清潔感アップ、見た目がキレイ、日常生活が快適、肌触りの良さ

ヒゲ剃りの費用としてシェーバーやクリームなど毎月だいたい1,500円程度かかる場合でそれが生涯…、例えば55年くらい続くとすると、100万円近くの費用がかかることになります。ヒゲ脱毛に10万円かかるとしても脱毛した方が「時間短縮」だけでなく費用面でも「ヒゲ脱毛は賢明な自己投資」と考える方も多いはずです。

ひげ脱毛
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②全身脱毛

メリット:清潔感アップ、自己処理からの解放、見た目がキレイ、肌触りの良さ、床に落ちる毛がなくなった

③VIO脱毛(デリケートゾーン)

メリット:見た目が綺麗、自己処理からの解放、臭い・ムレの解消(清潔感・衛生的)、排泄時の拭き取りが楽、床に落ちる毛がなくなった

肛門周囲(Oライン)の脱毛をすると、「排せつ時の便の拭きとりが楽になり、肛門周囲を清潔に保てる」、ビキニ・男性器の脱毛をすると「陰毛がベッドに落ちなくなり掃除が楽」といった点を日常生活でのメリットに挙げられる方も多いです。

デリケートゾーン
希望するアンダーヘアのデザイン(※)

※ 2022年3月配信【リゼクリニック(メンズリゼ)にて脱毛中の患者さまに聞いた、医療脱毛に関するアンケート調査】より

Q.毛量の多い男性の脱毛、痛みや施術の頻度など、女性と違うことや気を付けるべきことはある?

一般的に、男性は男性ホルモンの影響を受けるので、女性に比べ体毛が濃く・太く・長い、また、毛の生える範囲が広範囲に及ぶといった違いがあげられます。

医療レーザー脱毛は、毛の黒いメラニン色素に反応し毛のもととなる細胞や器官を破壊することで脱毛効果を得ます。また、レーザーが毛のメラニン色素に反応した際に痛みを伴います。男性は毛が濃い・太い・密度が高い分、レーザーの反応が高く痛みを強く感じます。痛みの感じ方には照射部位、毛の密度や太さ、肌の状態や体調、使用する脱毛の機械で差がありますが、痛みの感じ方を表現すると「熱い飲み物の入ったマグカップを肌に当てたような感じ」、「ゴムで弾かれたような感じ」と表現されることが多いです。

男性脱毛
画像提供:男性の医療脱毛専門院「メンズリゼ」

脱毛は耐えられない痛みではないので麻酔を使わない方が大半ですが、医院によっては、一般的に痛いとされる部位(デリケートゾーンやヒゲなど)の照射時、痛みに弱いという方のために、麻酔を使用して施術しています。痛みに弱い自覚がある方は、事前に確認することをおすすめします。

笑気ガス麻酔

 笑気ガスのマスクをつけて鼻から吸引する麻酔で、歯科治療でも使用されています。開始後すぐに効果があらわれ、吸入を中止すると速やかに体外へ排出されます。心身をリラックスさせ、照射時の痛みを軽減する効果があります。

麻酔クリーム

施術部位にクリームを塗布してラップで密封して30分〜1時間浸透させ、照射開始前に薬剤をふき取ってから照射します。塗布した部分の感覚が鈍くなり、照射時の痛みを軽減する効果があります。

教えてくれたのは…赤塚正洋医師

医師写真

研修医終了後、外科系医師として計20年間大学病院に勤務。その後、一般病院にて外来・病棟診療、手術に従事。元々美容医療に興味があり、現在は全国で25 院展開する医療脱毛専門院『リゼクリニック』(男性はメンズリゼ)の法人理事長。
美容医療の不透明な部分をなくすべく、開院以来患者様へのリスク開示を徹底。すべての患者様に十分な効果を実感していただけるよう、
患者様ごとにお身体の状態を判断し、質の高い知識と技術を提供できるよう日々業務に取り組んでいる。

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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