【春のスーパーフード】カルシウムたっぷり「菜の花」と切り干し大根のペペロンチーノ風
段々と暖かくなってきて、春がもうすぐそこまで近づいてきています。そんな春になると食べたくなる、菜の花で作るペペロンチーノ風炒めのレシピをご紹介いたします。
いよいよ2月も終わりが近づき、春の陽気が訪れる予感。冬の寒い間はなかなか外に出るのも気が進まない...という人も、そろそろお出かけが待ち遠しいのではないでしょうか。
そんな春になるとスーパーに並び始めるのが、「菜の花」です。黄色い絨毯と表現される菜の花ですが、花が咲く前の状態であれば調理で美味しくいただくことができます。また、菜の花には体に嬉しい栄養素がたっぷり。そこで、菜の花を春に食べたくなる、栄養素のお話とおすすめのレシピをご紹介いたします。
菜の花は体に嬉しい栄養素がたっぷり!
カルシウムはほうれん草の3〜4倍
菜の花には、100gあたり160mgのカルシウムが含まれています。これは、ほうれん草(49mg/100g)の約3〜4倍(*1)。カルシウムは、私たちの骨や歯を作るだけでなく、筋肉を動かす時に使われたり、精神面の安定にも必要なミネラルです。(*2)茹でるとカサが減り、苦味も少なくなるのでたくさん食べることができます。ただし、カルシウムが水分へ溶け出してしまうこともあるので、スープに入れて丸ごといただくようにしましょう。
βカロテンは赤ピーマンの2倍
抗酸化物質としても名高いβカロテン。菜の花には、100gあたり2600μg(2.6mg)のβカロテンが含まれており、これは赤ピーマンの2倍(1.1mg/100g)に相当します。
ちなみに、ピーマンに含まれるβカロテンですが、緑、赤、黄の中では赤ピーマンが圧倒的に多く含まれています。そんな赤ピーマンの約2倍も菜の花には含まれているので、春の今こそ菜の花がおすすめなのです。
お肌も揺らぎやすいこの季節だからこそ、ぜひ春のスーパーフード、菜の花を食べて体の内側から綺麗になりましょう。食物繊維たっぷりな切り干し大根を麺に見立てた、ペペロンチーノ風のおかずのレシピをご紹介します。
菜の花と切り干し大根のペペロンチーノ
材料(2人前)
●菜の花
●切り干し大根
●オリーブオイル 大さじ1.5
●塩・コショウ 少々
●鷹の爪 お好み
作り方
①切り干し大根は、2〜3分ほどぬるま湯に浸けて戻しておく。
②菜の花はしっかり洗い、水気を切る。
③フライパンにオリーブオイルをひき、菜の花・切り干し大根を炒める。
④塩胡椒で味付けをしたら、お皿に盛る。
⑤砕いたアーモンド、鷹の爪をトッピングして、出来上がり。
菜の花は油と合わせて炒めることで栄養素の吸収率もUPし、鮮やかな緑が映えるようになります。鷹の爪は、辛いものが苦手な方はトッピングしなくても大丈夫。ぜひ春の常備菜レシピとして作ってみてください。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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