朝食は【具だくさんおにぎりと、わかめと大根の味噌汁】だけでいい!管理栄養士がそう語る理由
朝ごはんはおにぎりと具沢山の味噌汁があればいい。私の口癖です。 身近な食材で、すぐにできるおいしいダイエット。だから続く、頑張らないダイエットです。今週はしっかりタンパク質が摂れる組み合わせをご紹介します。
朝ごはんはおにぎりと具沢山の味噌汁があればいい。私の口癖です。身近な食材で、すぐにできるおいしいダイエット。だから続く、頑張らないダイエットです。
今週の朝食では、しっかりタンパク質を摂って、代謝アップを目指しましょう。
痩せおにぎり:具だくさん炊き込みごはん、おすすめ具材はベビーホタテ
朝食のタンパク質摂取は筋肥大を促します。また、食後は何もしなくても代謝が上がります。この熱産生は糖質よりもタンパク質で大きく、さらに夕食よりも朝食で高くなることがわかっています。つまり朝食のタンパク質摂取は、筋肉量を増やすことによって代謝を上げるだけでなく、タンパク質を食べること自体が代謝アップにつながります。
炊き込みごはんは、1品でだけで主食(米)も主菜(タンパク質)も副菜(食物繊維)もしっかり摂れるうれしい料理です。具材の比率を増やすことで糖質オフ & しっかりタンパク質 & たっぷり食物繊維のダイエット食になります。
炊き込みごはんにおすすめしたい具材がホタテです。この時期になると、安価なベビーホタテが多く出回るので、それを使いましょう。米、ホタテ、めんつゆを炊飯器に入れて炊くだけなので、とても簡単に作れます。炊飯後はほったらかしにできるものの、朝から炊飯時間を待つのが難しい場合は、時間のある時にまとめて作っておにぎりにして、1個ずつラップに包んで冷凍保存しておきましょう。朝、レンジでチンするだけなら簡単です。
ホタテは糖質や脂質が少ないため低カロリーで、高タンパクのダイエットに向く食材です。活発な日々を支える鉄も多く含まれています。さらにエネルギー代謝をサポートするビタミンB群も豊富です。またアサリやシジミのように体を冷やさないので、春先から使いやすい食材でもあります。
痩せ味噌汁:わかめと大根の味噌汁で、胃腸をいたわる
具沢山の炊き込みごはんでタンパク質がしっかりとれれば、味噌汁は野菜だけでも構いません。ここではタンパク質がしっかり消化吸収できるように、胃腸をサポートする味噌汁について考えてみましょう。
わかめには胃腸を整える働きがあります。わかめの粘り成分フコダインには胃壁を保護する作用があるのです。また豊富な水溶性食物繊維は腸内環境を整えます。消化を促す大根は、胃もたれや食欲不振を改善するでしょう。ただし、いずれも体を冷やす作用がある食材なので、味噌汁のような温かい料理で摂るほか、春先の冷える時期はしそや生姜などの温食材をプラスして、体を冷やしすぎないようにしましょう。
頑張らないから続く、おいしいダイエット朝食。ぜひお試しください。
AUTHOR
石松佑梨
サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。
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