【栄養士が解説】肌の乾燥を防ぐおすすめ栄養素は?冬のお肌をケアする「朝食ヨーグルトボウル」
2月は寒さと乾燥が本番になる季節。最近肌が揺らいで、粉ふきやスキンケアの浸透が良くない.......という方は、食事からケアしてみましょう。肌の健康に欠かせない栄養素の説明と、朝食にもおすすめなヨーグルトボウルレシピをご紹介します。
2月は寒さが本格的になり、手足の冷えや肌の乾燥が気になるシーズンです。手袋やマフラーでの冷え対策、スキンケアグッズを買い足して肌の乾燥ケアをするのもいいですが、まずは食事で整えませんか?
今回は、お肌の乾燥を予防する、2月のヨーグルトボウルレシピをご紹介します。
肌の乾燥を防ぐ!おすすめの栄養素は?
良質な脂質
脂質を構成する"脂肪酸"にはさまざまな種類がありますが、中でも"不飽和脂肪酸"が肌の健康に良いので積極的にとりましょう。
今回のレシピで使われている、アマニ油にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。このオメガ3脂肪酸は、肌の水分量をUPさせるということもわかっています。(*1)加熱すると酸化されやすいので、生の状態で使うようにしましょう。
ビタミンACE(エース)で抗酸化効果を得よう
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは抗酸化作用のあるビタミンであり、3つまとめてACE(エース)と呼ばれています。食事が偏ってしまうと、これらの栄養素が不足しやすく、肌荒れにつながってしまいます。野菜や果物、大豆製品をしっかり摂っておけば問題はありませんが、冬は特に意識して摂りましょう。
亜鉛
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ミネラルの一種である亜鉛は、肌の免疫力を調整する、コラーゲンの生成など、肌の健康にとって大切な栄養素です。牡蠣や鮑のような海鮮類をはじめ、ココアやアーモンド、豆類に豊富に含まれます。
できれば、これらの栄養素を冬の間は特に意識して、取り入れるようにしましょう。
2月におすすめ!柑橘でさっぱりヨーグルトボウル
材料
●豆乳ヨーグルト 150g
●オレンジ(みかん)1個
●アマニ油 大さじ1
●ドライいちご 好きなだけ
●グラノーラ(お好みで、今回は大麦グラノーラ使用)
●メープルシロップ、カカオニブ、ココナッツファイン(お好み)
作り方
準備:ヨーグルトとフルーツは事前に常温に置いておく。冷たい状態で食べると腹痛の原因になる。
①オレンジは皮を剥き、ヨーグルト、アマニ油と混ぜておく。ヨーグルトは冷蔵庫ではなく、常温に置いておく。
②①のヨーグルトを器に移し、アマニ油、お好みでそのほかのフルーツをトッピングする。いちごやキウイはビタミンCが豊富なのでおすすめです。
カカオニブやココナッツファインとの相性もよく、おすすめです。
③上からメープルシロップをかけて出来上がり。
2月は柑橘類が美味しい季節、メジャーなみかんから、グレープフルーツまでいろんな柑橘類を食べましょう。
また、今回は大麦でできているグラノーラもトッピングしています。
大麦やえん麦(オーツ)には、食物繊維がたっぷり。朝一番に食べることで、食物繊維の力によるセカンドミール効果が期待できます。
つまり、朝食の食物繊維のおかげで、昼食や夕食の血糖値上昇を緩やかにしてくれるのです。
朝はパンやご飯だけ!という方は、全粒粉やライ麦のパンにする、玄米にするなどの工夫で取り入れられますが、大麦やオートミールなどもぜひご活用ください。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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