お肌と心の不調に「れんこんと牛肉の生姜スープ」【管理栄養士のスープ】

 お肌と心の不調に「れんこんと牛肉の生姜スープ」【管理栄養士のスープ】
Saki Takanami
高波紗希
高波紗希
2023-02-28

体の栄養だけでなく、心にも栄養を。心で味わいほっと自分に還ってこられるようなスープのレシピを、管理栄養士の高波紗希さんに連載形式で教わります。

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マフラーや手袋が手放せないほどの寒さから、少しずつ春を感じられる日々が増えてきましたね。

しかし、暖かくなるのは嬉しい反面、日差しが強くなる春先は、紫外線や乾燥が気になり始める頃。

今回は、そんなお悩みに寄り添った、お肌を潤し心を整えてくれる、スープのレシピをご紹介いたします。

れんこんは美容の宝庫

れんこんには、美肌づくりに欠かせない「ビタミンC」をはじめ、便秘解消を促してくれる食物繊維や、アンチエイジングに効果的なポリフェノールの一種である「タンニン」、更にはむくみ解消の救世主である「カリウム」と美容に欠かせない栄養が豊富に含まれています。

本来、熱に弱いビタミンCですが、れんこんのビタミンCはでんぷん質に守られているため、加熱しても失われにくいのも嬉しいところ。

〈ビタミンCの嬉しい効果〉
・コラーゲンやヒアルロン酸の生成をサポートし、お肌のハリや潤いを保つ

・紫外線からお肌を守り、老化やシミを予防。美白効果も◎

・白血球を活性化させ、免疫力を高めてくれる

牛肉との食べ合わせ効果

牛肉に豊富な「鉄分」。貧血を予防し、集中力を上げてくれたり、お肌や髪を健康に保ってくれます。

一方で、鉄分が不足してしまうと、お肌や髪が乾燥したり、気分の浮き沈みやイライラしやすいといった、美容や精神面にも影響が出てしまいます。

今回ご紹介するスープは、牛肉と一緒にれんこんを食べることで、れんこんに含まれるビタミンCによって、鉄分の吸収率を上げてくれる効果が期待できます!お肌や心に不調が出た時こそ、美味しく楽しく、美肌も内面美人も叶えていきましょう!

お肌と心の不調に「れんこんと牛肉の生姜スープ」の作り方

材料(2人分)
・牛ひき肉...80g
・れんこん...65g
・ミニトマト...6個
・万能ねぎ...1本
・生姜...1/2片
・酒...大さじ1
・みりん...大さじ1
・コチュジャン...小さじ2
・味噌...大さじ1と小さじ1
・ごま油...大さじ1/2

作り方

1.れんこんは皮を剥いて薄切りにし、ミニトマトは洗ってヘタを取っておく。生姜はすりおろす。万能ねぎは小口切りにする。

2.鍋にごま油を入れて熱し、香りが出たら生姜を炒め、更に牛ひき肉とれんこんを加えて炒める。全体に油が回ったら酒を入れ、アルコールを飛ばしてから水を加えて煮込む。

3.ひと煮立ちしたらミニトマトとみりんを加えて煮込み、最後に味噌とコチュジャンで味を整える。

4.器に盛り、万能ねぎを添えたら完成。

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AUTHOR

高波紗希

高波紗希

管理栄養士。11年間に渡る摂食障害を「食とこころ」と向き合い、整えることでありのままの自分を認め克服した経験から【 自分を大切にする、食とこころの栄養学 】をテーマにSNSで発信をしている。食べることに対する罪悪感や、生きづらさを感じている方に向けて、素材を大切にしたグルテンフリーの料理教室やレシピ提供、講座、相談室など多方面で活動している。



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