サッカーW杯|ドイツ代表、巻き返しの裏にあるヨガの存在
熱戦が続くサッカーワールドカップ。初戦ではメキシコに負けるものの、スウェーデン戦では2対1で勝利を収めたドイツ。その巻き返しの裏には、ヨガがある模様。
ドイツ代表チームがヨガを取り入れるようになってからすでに10年以上が経つというドイツ。指導を務めるのはミュンヘンでヨガスタジオを運営しているパトリック・ブルーム。この20年間、世界中でヨガを指導してきたという大ベテランで、精神分析医でもある。
ブルーム曰く「ヨガは普通のサッカーの練習に加えるものとして、極めて優れているんだ。サッカーとは違う動きができるし、戦闘的な状態ではない中で体を動かすことができる。何よりも怪我を防ぐことができる。使いすぎた筋肉を伸ばし、リラックスさせることができるんだ。筋肉を修復するのも助けてくれる。大きな試合ではどんな選手も筋肉の緊張状態がひどくて続けることができないと言う。ヨガはその緊張状態を緩めるのを助けるんだ」。ちなみに最初にヨガを導入したとき、なんと腕を頭の上まで上げられない選手もいたそう! 「その選手はトライしたけれどできなかったんだ。筋肉が付きすぎているから腕が上がらないんだよ」。でもヨガを導入してそういう「付きすぎた筋肉で体が縛られてしまっているような選手はいなくなった」。
ちなみにドイツチームはブルームのヨガをビデオにし、ユースチームでも導入しているそう。これから代表する若い選手たちもすでにヨガの効果を体感、柔軟な体を作っているというわけ。2014年のワールドカップで優勝カップを手に入れたドイツ。「ヨガのおかげだと思う?」と聞かれるとブルームは「優勝したのにはたくさんの重要な要因がある。ヨガがその1つなのは確かだ」。ヨガを味方につけたドイツが今回のワールドカップでどんな実力を見せるのか、第3戦に要注目!
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