【骨盤はゆがむはウソ!?その理由は?】骨盤を正しい位置に戻す「骨盤まわりの筋肉ほぐし」
「骨盤が曲がっている」「骨盤がゆがんでいる」そんな言葉を聞いたことありますよね。ですが本来骨からできている骨盤そのものがゆがむことはありません。実はその周りの筋肉に原因があったのです。
「骨盤がゆがむ」はありえない !?
骨盤は、上半身と下半身、つまり背骨と大腿骨(太ももの骨)と繋ぐ骨です。両サイドにハート状に広がっている「寛骨(かんこつ)」、その2つを繋ぎ留めるようにある「仙骨(せんこつ)」、そして仙骨の下にしっぽのような形をして少し尖っているのが「尾骨(びこつ)」の3つの骨を合わせたものを「骨盤」と呼びます。
骨盤の役割のひとつとしては、大腸などの臓器や子宮、卵巣、膀胱などの生殖器を守ること。骨盤自体は骨でできているため、「ゆがんだり」「曲がったり」することは基本的には考えられません。
骨盤のゆがみを治すには骨盤周辺の筋肉をほぐして
骨盤は骨でできているため、「骨盤がゆがんでいる」状態は、お尻の片方の筋肉だけ硬くなっているなど、周りの筋肉の硬さや筋肉量が影響していることが原因だと言えます。骨盤調整に効果的な運動をする際は、骨盤周りの筋肉や柔軟性向上が期待できるものを選びましょう。運動の際は左右差が出ないよう観察しながら行うのがおすすめです。
三角のポーズ(トリコーナ・アーサナ)
1、脚を左右に大きく広げ、右足のつま先を真横に向けます。左足のつま先は正面に。右足のかかとと、左足の土踏まずが一直線上になるようにします。
2、両手を広げまっすぐ保ったまま、体を右方向にグーッとスライドしていきます。
3、左の脇腹を限界まで伸ばしたら、右手をまっすぐ下ろして右脚の足首付近をつかみ、左手は腰につけましょう。
4、体を右に倒して、左のお尻周りと骨盤周りが内側から伸びるのを感じましょう。
5、余裕がある人は、胸を開いて天井を見上げ、左手をまっすぐ上に伸ばしていきます。その姿勢でキープしひと呼吸しましょう。
6、息を吸いながら身体を起こし、元の位置に戻ったら、ひと息吐きましょう。
7、反対側も同様に。左右の感覚の違いを観察し、やりづらかった方はもう一度繰り返しましょう。
詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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