座るとつい背もたれに寄りかかっちゃう人必見!【骨盤が立つ】エクサ不要のタオルワザ
「気がつくと、椅子の背もたれに寄りかかっている」という方は、骨盤が倒れてしまっている可能性大です。ストレッチや骨盤調整エクササイズも有効ですが、今日は一瞬で骨盤を立てる方法をご紹介します。タオルを1枚準備して、一緒にやってみましょう!
背もたれに寄りかかる人は骨盤が倒れている?
椅子に座って食事をしたり仕事をしたり…ふと気がつくと、背もたれに寄りかかっていませんか?背もたれから背中を離し、背筋を伸ばして座っていられない人は、骨盤が後ろに倒れている可能性が考えられます。
骨盤が倒れていることで起こりうる症状とは?
骨盤は上半身と下半身を繋ぐ体の要。骨盤の傾きは、全身に影響を及ぼします。骨盤が後ろに倒れている座り姿勢が習慣となっている人は、猫背・お腹のたるみ・腰痛・内臓下垂・便秘・垂れ胸・自律神経の乱れ・ストレートネック・肩凝りなどなど、ボディラインの崩れだけでなく、内臓にまで不調が現れることもあるのです。
骨盤を立てる3つのポイント
では骨盤をまっすぐに立てて座るには、どうしたらよいのでしょうか?大切な3つのポイントを見ていきましょう。
●股関節
まず、骨盤と腿の骨の繋ぎ目である股関節がしっかりと曲がる(屈曲)ことが大切です。もしも股関節のまわり(大臀筋など)が硬くなっていると十分に股関節が曲がりません。また股関節を曲げる筋肉である腸腰筋の働きも重要になります。
●背骨
骨盤から繋がっている背骨が丸く猫背の状態になっていると、骨盤も倒れてしまう…というように、骨盤と背骨はお互いに関係し合っています。背筋をシャキッと伸ばしてくれる背中の筋肉(脊柱起立筋群)が働いていると、骨盤が立ちやすくなります。
●腹筋
骨盤を立ててよい姿勢を保持する為には、腹筋、なかでも腹部のインナーマッスルと言われる腹横筋を働かせることが必要となります。腹横筋が抜けたまま形だけ「骨盤を立てた風」にすると腰痛の原因になってしまいます。
エクサいらず!タオル1枚で骨盤が立つ方法
骨盤を立てるには、様々な働きが必要であることが見えてきました。けれど「まずは手っ取り早く骨盤を立てたい!」なら。そんな時は、一瞬で骨盤が立つ方法をお試しください。
長時間座っていた時や姿勢が崩れやすい時に特にお勧めです。
準備するもの:バスタオルやブランケット(折りたたんで厚みを調整できるもの)
1.床または椅子の座面に、畳んだバスタオルをのせる
2.バスタオルの上に座る
3.座骨がバスタオルからギリギリ落ちそう…というところまで前に移動する
4.座骨のやや【前方】に重心をかけることで、骨盤を立てて座ることができる
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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