医師や専門家が警鐘を鳴らしているものも｜海外セレブたちの腟ケア事情

フェムケアに対する注目がますます高まった2022年、その中でも美容や健康に関心の高い女性たちの間で話題になっているのが腟ケア。日々のケアに取り入れる女性たちも増えている模様。そこで今回は参考までに、海外セレブたちがどんな腟ケアをしているのかピックアップ。ただし医師や専門家が「危険」「医学的根拠がない」とダメ出ししているものもあるので注意して。

グウィネス・パルトロウ

翡翠やローズクオーツでできた腟用の卵（！）を販売し、物議を醸した過去を持つグウィネス・パルトロウ。パワーストーンを入れることでホルモンバランスが整うと主張していたけれど、これは科学的根拠がないとして専門家から批判を浴びた。常識的に考えても腟にパワーストーンを入れっぱなしにすることが体にいいとも思えない。

そのグウィネスが次にはまったのが腟スチーム。よもぎやカモミール、バジルなどのハーブをお湯に入れ、そのボウルの上においた椅子の上に座るもの。椅子に空いた穴から腟に蒸気が当たる仕組みになっている。日本でも定着した、中国の「よもぎ蒸し」を腟だけに特化したもの、と想像するとわかりやすい。グウィネスによると「子宮をクリーンにし、エネルギーを解放してくれる」「女性ホルモンを整えてくれる」らしいけれど、こちらも医学的な根拠はなし。専門家からは「腟の周辺の皮膚は繊細で敏感なので火傷をする恐れもある」と指摘されている。

クリッシー・テイゲン

クリッシーも腟スチームにトライしているけれど、やめた方がベター。ちなみに専門家によると、穴の上に腟がくるように座っても、蒸気は腟の中に入ることはなく外陰部に当たるだけ。また、たとえうまく入ったとしても、いい効果はないよう。腟には自浄作用があり、pH値を適切に保つ細菌が存在している。スチームを当てることでpHバランスが崩れ感染症になってしまう可能性が高まるとか。

クロエ・カーダシアン

キム・カーダシアンの妹クロエはオイルで保湿。「顔だけでなくヴァギナのケアにもビタミンEのオイルを使うべき。腟内の壁を強化し締まりをよくしてくれる。それに乾燥を防ぎ、刺激による不快感を和らげてくれる」とアドバイスしている。ビタミンEは、肌の表面の油分膜の形成を助け水分の蒸発を防ぐ働きをするため、ビタミンEの摂取によって肌の潤いを保つことができるとされている。日本で販売されている腟マッサージ用オイルにも、ビタミンEを配合したものもある。ただし、腟の内部に指を入れてマッサージすることに関しては、多くの医師たちが警鐘を鳴らしている。

キム・カーダシアン

クロエは自分のケアを明かすと同時に姉のキムの方法も勝手に暴露。「キムはレーザーでVIOを全部脱毛しているの。今では少し残しておけばよかったって後悔してるけど」。VIO脱毛もフェムケアの1つとして注目が高まっている。デリケートゾーンを清潔に保つことができるというメリットがある。またカミソリや脱毛クリームを繰り返さなくてもいいので皮膚への負担も軽くなると言われている。ちなみにキムは腟レーザーにもトライ。緩み対策もしているそう。

キャメロン・ディアス

一方で、VIOの脱毛に反対しているセレブも。その代表格はキャメロン・ディアス。テレビ番組で「アンダーヘアをレーザーで脱毛するなんてクレイジー。無毛の方がいいなんて最近の流行だし、流行は変わるものなのよ！」と女性たちにアピールしていたこともあるけれど、デリケートゾーンを守る点から言っても脱毛すべきではないとも。昔、つまり猿の時代は「全身が毛に覆われていたのに今は一部を除いて毛がない。だから残っている毛には目的があるのよ」。キャメロンは腟ケアの第一歩として自分の性器を鏡を見て構造を学ぶようにアドバイスしている。「腟は美しい花、繊細な花のように扱って。花のように育てなくてはならないの」「水や肥料、栄養を与えてあげて。腟はお腹を空かせているの」。なんだかざっくりしている上に個性的すぎるけれど、慈しんであげるべきというキャメロンのメッセージは伝わってくる。

出典：PEOPLE"Everything Celebs Have Said About Taking Care Down There"
ENEWS"Cameron Diaz Talks to Chelsea Handler About Vagina Health and Pubic Hair Preservation"