LIFESTYLE

食べる、飲むと同じくらい自然にセルフラブ。自由と愛の国フランス発「PUISSANTE」から新商品

ヨガジャーナルオンライン編集部 2022-12-27

自分を大事にすること、自分を愛すること。仕事を少しスローダウンできる年末年始に考えてみませんか。全ての女性のプレジャーとセクシャルヘルスを大切にする姿勢で、性教育や女性への性暴力根絶のための支援も行うクラウドファンディング生まれのプレジャーテックブランド「PUISSANTE（ピュイサント）」。日本上陸後、12月16日に新発売された2つの商品をご紹介します。

フランスで大成功を納めたクラウドファンディングから誕生

YJO1 — （左）吸引と振動両方の機能を持つCシェイプのトイ「ココ（Coco）」（税込21,780円）、（右）創設者Marie Comacle

フランス語で「パワフルな」という意味を持つ「PUISSANTE(ピュイサント)」。

2021年 1月にフランスでローンチし、ブランド名に、創設者 Marie Comacle の「We are all perfect, now let’ s be Puissantes.」私たちはパーフェクトだ。さぁ、パワフルになりましょう)」というメッセージが込められています。

第一弾となった「Coco（ココ）」は、フランスのクラウドファンディングプラットフォーム「Ulule」で大成功を収めた実績で、製品化に至ったといいます。

「タブーとされてきた女性の性のプレジャーを、自信を持って楽しむ」というブランドが提唱するコンセプトが、発売前から多くの支持を集めた証と言えるでしょう。＊紹介動画（Marie Comacle のvimeoが開きます）

オールジェンダー対応でインテリアにも馴染むデザインの「Mini COCO」「Toupie」

YJO2 — （左）PUISSANTE Mini Coco ピュイサントミニココ（ルージュ／ブルー）16,335円
（右）PUISSANTE Toupie ピュイサントトゥーピー（ミント／ブルー）10,890円
　いずれも税込価格、発売日：2022年12月16日

新商品の「Mini COCO（ミニココ）」は、日本で先行発売されたCシェイプトーイ「COCO（ココ）」がミニタイプになった吸引トーイ。フランス国旗の色使いを思わせるシックなブルーと鮮やかなルージュの二色で登場しています。

「Mini」の名前の通り、手のひらサイズで、コンパクトで軽いサイズ感が魅力。また、触り心地が良いすべすべの医療用シリコンは握りやすく、指でつまむように持っても滑り落ちないフィット感で、手や指が疲れないので、ゆっくり、じっくり楽しむことができます。

もう１つの「Toupie（トゥーピー）」は、コマのような形をしたセックストイのイメージを塗り替えるローター。上部の突起を挟むようにして持つとスムーズに操作しやすいデザインです。突起部だけでなく、円の面の部分を体の好きなところに当てることも出来るので、自分でも知らなかった「気持ちいい」感覚を味わうきっかけも与えてくれるでしょう。

「どこに置いても恥ずかしくないトーイを作りたい」という思いから生まれたデザインとのことですが、確かに、お部屋にさりげなく置いていても、そのままインテリアと調和しそうな可愛い見た目です。

いずれもデザイン性だけでなく、さらさらとした触り心地で操作がしやすく、10段階の強弱調整が出来るなど、機能性にも優れています。

詳しい使い方（日本語説明書）は、以下からダウンロードできます。
「ミニココ」
「トゥーピー」

新たに登場した「ミニココ」「トゥーピー」は、使用する人のジェンダーを選ばず、もちろん男性も、身体全体に自由に使って楽しめるということで、より広く多くの人に届く商品に。
カップルでも、一人でも、クリエイティブにさまざまな楽しみ方ができる、全く新しいプレジャーアイテムと言えるでしょう。

根絶しない女性器切除の問題。心をつかむポップアート調で訴える

YJO3 — PUISSANTEでは、商品の1回の注文につき、女性器切除に反対する団体「Les Orchidées Rouge」へ1ユーロの寄付も行っている。

ジェンダー平等やセクシャルウェルネス。自由と愛の国、フランス発のPUISSANTEは「社会」にもケアする目線が生きたブランド。商品の1回の注文につき、女性器切除に反対する団体「Les Orchidées Rouge」へ1ユーロの寄付も行っています。

フランスを拠点とする団体「Les Orchidées Rouge」は、女性器切除、早期結婚、強制結婚、および女性と少女に対するあらゆる暴力の根絶のためのキャンペーンを行い、女性の経済的解放にも取り組んでおり、PUISSANTEは、ブランドとして全面的に活動を支援しているそうです。

女性器切除（FGM）とは、アフリカを始め、女性性器の一部を切除してしまう慣習で、世界で2億人以上の女子や女性が被害を受けているという現状があり、未だに世界で根絶されていない、人権にかかわる問題です。

ユニセフ（国連児童基金）によれば、女性器切除は女子や女性の人権侵害に及び、健康面及び精神面で、長期的な影響を及ぼすと言われています。

PUISSANTEはブランドのゴールについて「マスターベーションは、自分を知るため、自分を大切にするため、自分を愛するための大切な練習。時間をかけて、自分の体をよく感じ、自信を持つ。マスターベーションのタブーをなくすこと、マスターベーションがヘルシーで大切でとても楽しいことだと伝えること」といいます。

「自分のプレジャーと身体を守ることが、世界中の女性たちの身体とセクシャルヘルスを守ることに繋がっていく。」

自分のプレジャーやヘルスの話題が「食べること」や「飲むこと」と同じくらい、自然と話題に上る。そんなカジュアルな感覚で、同じように世界の問題もためらわずに自然と話題にできる社会になれば、未解決課題の発見や、認識の広がりにもつながっていくのではないでしょうか。

女性器切除などの問題は、日本での日常でなかなか共感することが難しい問題かもしれません。

けれどもこのプレジャーグッズを通した話題から、女性だけでなく、社会全体へ共感の輪を広げていきたいですね。

お問い合わせ先：「LOVE PIECE CLUB（ラブピースクラブ）」
女性だけで運営される日本初のセクシャルウェルネスショップ。最先端の生理用品、フェムケア、プレジャーグッズを紹介しています。
販売元：有限会社アジュマ