【更年期世代の腰痛を改善】1日3分、"ながら"でOKの簡単足裏ほぐし

 【更年期世代の腰痛を改善】1日3分、"ながら"でOKの簡単足裏ほぐし
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後藤江里
後藤江里
2022-07-29

更年期世代、常に時間に追われていませんか?子供の世話、仕事での責任・親の介護問題・日常の家事…。腰が痛いけれど時間がなくて、忙しくて自分を労うことが出来ない。そんなあなたこそ、その痛みを放置せずに「1日3分」足裏をほぐすことで腰痛改善していきましょう!

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更年期世代の筋肉の質

20代30代ではさほど問題がなかったにも関わらず、40代になると身体のあちこちが重くなったり痛くなること、ありませんか?その理由の一つは、女性ホルモンの一種「エストロゲン」量が激減することにより起こります。エストロゲンは様々な筋肉の維持も司っていて、エストロゲンが減少することにより、身体を支える骨格筋が減少することが研究で明らかになっています。(参照:日本医療開発研究機構

また、筋肉や内臓は「筋膜」という薄い膜に包まれているのですが、筋膜はコラーゲンで出来ていて85%が水分です。エストロゲンは体内の水分量調整も担っています。エストロゲン減少の影響で、筋膜の水分量減少・包まれている筋肉の質の低下・筋膜の萎縮や癒着が起こりやすいと言われています。(参照:体液調節と女性ホルモン

足裏から繋がる筋膜

筋膜は繋がっており、身体の中でバランスを取る為にラインが形成されています。足裏からは3つの筋膜のラインが出ています。

ディープフロントライン(DFL)

アナトミートレイン
Photo by Eri Goto

それぞれのラインの中心にある身体の深い部分を覆うライン(インナーマッスルを含んでいる)

ラテラルライン(LL)

アナトミートレイン
Photo by Eri Goto

足裏から、身体の左右側面を頭まで覆うライン

スーパーフィッシャルバックライン(SBL)

アナトミートレイン
Photo by Eri Goto

足裏から身体の後側全体をおでこまで覆うライン(参照:『体をまっすぐにすれば痛みが消える』廣済堂出版刊)

腰痛に足裏からアプローチ!

今回は、スーパーフィッシャルバックライン(SBL)に注目して、解説したいと思います。

足裏から身体の背面を通り、頭頂からおでこまで繋がる筋膜です。この筋膜のライン・繋がりにアプローチをし、足の裏をほぐすことにより、腰の筋膜の委縮や、癒着を改善していくことが出来ます。

足ほぐし
Photo by Eri Goto

足裏をゴルフボールやテニスボールなどでほぐすことで、筋膜リリースをすることができ、筋肉の柔軟性を取り戻すことができます。

この方法なら腰は痛いけど、1日が飛ぶように過ぎていき、ジムやヨガスタジオ、マッサージへ行く余裕も時間もない…という人でも簡単にケアできますね!足でボールを転がしながらデスクワークしたり、お料理の支度をしたり「ながら」でもOK。疲れている時であればボールの上に足を乗せて体重をかけているだけでもOKです。スキマ時間を活用してでごろごろと動かしていきましょう。

普段の生活で感じるつらい腰痛。お手軽な方法で1日3分から!毎日続ければご自身の笑顔にもつながるはずです。

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AUTHOR

後藤江里

後藤江里

ヨガインストラクター・ヨガトレーナー。子育て中にひどいぎっくり腰とパニック障害を経験し「身体が辛いと心も辛い」ことを実感、39歳で心身を整える為にヨガを始め、その後指導者資格を取得。スタジオ対面、オンライン、パーソナル、出張ヨガでヨガを指導している。RYT-500、アナトミック骨盤ヨガ(R)、シニアヨガ、キッズヨガ等、資格多数。プライベートでは、18歳・16歳男子の母。



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