「自分のことが、わからない」あなたに。
自分の性格を人に伝えるのって、実は難しい。自分自身がどんな人なのかハッキリとわかっていないから。ある人は私について優しいと言い、別の人は厳しいところもあると言う。人からの評価もバラバラ。そんな時、「私って、人によって態度を変える八方美人なの?」「優柔不断で、自分のことが見えてないの?」と悲しまないでほしい。実は、両極端な魅力を持った女性もたくさんいるのです。
「どっちも自分」ということを知ると楽になる
例えば「○○ちゃんって行動派?慎重派?」と聞かれたとき。直感で行動するときもあれば、すっごく石橋を叩く時もある。「自分の性格はどっちなんだろう?」と迷ってしまうことはありますよね。ネット等の性格診断や、心理テストでも、どっちの自分もいるから答えに迷うこともあるかもしれません。実は、両極端な性格を持っている人も、たくさんいるんです。例えば行動力についても、「やる!」と決めたらすぐに行動できちゃう直感型の時もあれば、下調べをして、リスクを回避できるように準備して・・・と綿密に進めるときもある。人に優しくできるときもあれば、責任感を持って厳しく教育するときもある。多くの人は、一見正反対と思われる性格を、自分の中に両方持ち合わせています。だからこそ、「自分ってどっち?」と答えを求めすぎなくてもいいのではないでしょうか。両方あるんだよね、だから迷ってしまうんだよね、という自分らしさを、素直に受け止めちゃいましょう。
「シーンによって使い分ける自分」も存在する
仕事とプライベートではまったく性格が違うという人や、仕事は接客業だから人とたくさん話すけど、プライベートでは実は一人好きなど、シーンによって自分を使い分けている「器用さん」も、実はたくさんいます。ヨガインストラクターというたくさん話をする職業でさえ、「人見知りなんです」「話すのが苦手で緊張します」という人も、実は多いんです。そういう人は、特に仕事が忙しくなると、仕事の自分とプライベートの自分が混在してしまって、どっちが本当の自分がわからないと悩んでしまうこともあるでしょう。そんな時は…シーンによって上手に使い分けられていても、そうでなくとも、全部ひっくるめて自分だということを思い出して。「こっちではこう、あっちではこう」とパキっとわかれていなくてもいいのではないでしょうか。もし自分を作っていたとしても、他人にはなれません。自分という範囲の中で、違う部分を出しているというだけなのですから。
人間ってそんなに簡単じゃない
ヨガをしていて「体が柔らかい」といっても、全身どこでも柔らかいわけではありません。前屈はすっごく柔らかいのに、実は後屈が苦手という人や、股関節が外には開きやすいのに、内側にはいかないという人もいますよね。ひとつの関節や体の一部でさえ両極性を持ち合わせていて、すぐ隣の筋肉でさえまったく違う特性を持っていることもあります。そう、それは私たちの性格も同じで、両極性があって当たり前なんです。だから決めつける必要もないし、「私ってどっちなんだろう?」とひとつの枠にはめようとする必要もありません。こういう時もあれば、そういう時もあります、という自分の中の両極性を素直に受け入れてあげましょう。
自分ってどんな人間なんだろうと悩んでしまったときは、「全部ひっくるめて自分」と素直に受け止めてあげて。そうすればきっと、両極性という振り幅の広さも、あなたらしい魅力になるはず!
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