【効果があった！体験レポート】より良い睡眠のためのライフハック「迷走神経を冷やす」を試してみた

より良い眠りの秘訣は冷凍庫に眠っています。そう、あなたの冷凍庫です。体内で最も長い神経である迷走神経を冷やすと、気持ちが落ち着き、眠りにつきやすくなります。必要なのは氷のう、もしくは冷凍の豆パックだけ。

迷走神経は副交感神経の主神経として、免疫、消化、心拍などに重要な役割を担っています。また、脳にも直接つながっています。医師は頻繁にうつ病またはてんかんに対する補充療法として迷走神経刺激装置を使用します。ボストン大学の最近の研究では、ヨガや瞑想によって迷走神経を「調律」すると、ストレスレベルが下がることがわかりました。

迷走神経が重要であることは明らかです。しかし、迷走神経を冷やすことで、本当に不眠を防ぐことができるのでしょうか？

迷走神経を冷やす理由

現在300万ビュー（約70万回のいいね！）を超えているTikTokユーザーのフランキー・シモンズさん@heyfrankiesimmonsは、迷走神経を冷やすことで睡眠の改善につながったと説明しています。TikTokの中で、彼女は以前、不安で午前4時に目が覚めた後、再び眠りにつくのに苦労したと言います。ブレスワークやエネルギーワーク、お茶を飲んでも、なかなか寝付けなかったそうです。しかし、氷のうを胸の中心に15分以上置くようにしたら、より早く、より簡単に眠りにつくことができるようになったのです。迷走神経を冷やすことで気持ちが落ち着き、不安でたまらない不眠症に打ち勝つことができたのです。TikTokのウェルネス・トレンドの多くは正しいかどうか怪しいですが、このトレンドは信憑性があるのかもしれません。

2018年に行われた研究では、参加者の首に冷たいサーモード（精細な計測が可能な温度計）を当てることで、ストレスレベルの減少につながったことがわかりました。「首エリアへの冷たい刺激は、体を傷つけることなく、迷走神経刺激（VNS）に影響を与える生理的メカニズムを誘発する可能性がある」と研究者は指摘しています。冷湿布が人のストレスレベルに与える影響については、より多くの研究を行う必要がありますが、研究者は、この初期研究の結果は有望であると述べています。

迷走神経を冷やしたらどうなったか

慢性的な睡眠不足の私は、様々な不健康な睡眠行動をとってしまいがちです。就寝時間の先延ばしに始まり、1日4時間しか眠れないなど、最高の睡眠を得られているとは言い難い状況です。また最近では寝付きが悪くなりました。スキンケアをし、TikTokをスクロールし、本を数ページ読んでも、まだ目が覚めてしまうのです。私は典型的な不安症ではないのですが、就寝直前には不安な考えが頭の中を駆け巡る傾向があります。

そこで、私はこのライフハックを自分で試してみることにしました。これが本当に気持ちを落ち着かせ、より良い睡眠を促すことができるのか、興味があったのです。氷のうは持っていなかったのですが、冷凍ミックスベリーの袋は冷凍庫にありました。その袋を胸の上に置き、20分ほど横になりながら深呼吸をしました。(この間、TikTokをスクロールしていました）。凍った果物の袋を胸からはずすと、気持ちが落ち着き、その夜はすんなりと眠りについたのです。

それは単なるプラセボ効果だったのでしょうか？そうかもしれません。でも、またやってみたいかと聞かれたら、間違いなくやりたいです。

教えてくれたのは…エレン・オブライアンさん
エレン・オブライアンはヨガジャーナル のスタッフライター。ライフスタイル、カルチャー、健康分野を得意とする。Twitter: @ellenobrien0

ヨガジャーナルアメリカ版／「I Tried This Hack for Better Sleep—And It Actually Worked」