【驚きの事実】最新研究が示唆!「あの習慣」が睡眠を悪くしている?!睡眠の質を改善するヒント
(よく眠ったはずなのに)起きてもまだ怠くて眠い理由がわからないとしたら、このヒントがすべてを変えてくれるかもしれません。
夜、ベッドに向かうとき、完全に睡眠を台無しにしていませんか?よりよい眠りの鍵は、ちょっとした工夫で手に入るかもしれません。新しい研究によると、あなたの睡眠環境には重大な間違いがあるかもしれません。
今回は、ベッドに入る前に始めなければならないことをご紹介します。
寝室から絶対に光を遮断して!
睡眠中にブラインドを開けっ放しにしていたり、一晩中テレビをつけたままにしていたりすると、睡眠が完全に損なわれてしまいます。邪魔なものがない完全な暗闇こそが睡眠に最も重要です。光を遮断しないと、健康状態(と安眠の度合い)に大きな影響を与える可能性があります。
米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究によると、寝室に光が忍び込むと、睡眠に顕著な悪影響があることが示唆されています。ノースウェスタン大学の研究者たちは、睡眠中に浴びる光のレベルを変えて、その影響をテストしました。参加者は一晩中、100ルクス(適度な明るさ)または3ルクス(薄暗い明るさ)にさらされました。その結果、適度な光の照射は、睡眠と体の機能に直接的な影響を与えることがわかりました。
睡眠中に適度な光を浴びた人は、体が高い警戒態勢にありました。心拍数が上がり、心臓が収縮する力が増し、血液を血管に導き、血液の流れを維持する速度が上がりました。つまり、適度な光があることで、睡眠中の自律神経が活性化されたのです。通常、眠っている間は心拍数などの循環器系の活動が低下しています。適度な明るさの部屋で眠ると、体が昼間だと勘違いし、通常の睡眠パターンに変化が生じるようです。
さらに、この研究の共著者の一人であるダニエラ・グリマルディ博士がサイエンス・デイリー紙に語ったところによると、被験者の脳は睡眠中に異常な活動を見せたそうです。たとえ熟睡していたとしても、彼らの脳は軽く、断片的な睡眠に入っているような挙動を示していました。つまり、睡眠中に光を浴びた人は、実際には安眠の恩恵を受けていないことが示唆されたのです。
しかし、健康への影響はこれだけにとどまりませんでした。研究者たちは、光を浴びた部屋で寝た翌朝、被験者のインスリン抵抗性(インスリンは十分作られているものの、効果を十分発揮できない状態)が高まっていることも発見しました。インスリン抵抗性が高まるということは、体が血中グルコースをエネルギーとして利用できなくなるということであり、その結果、体はより多くのインスリンを作り出すことになります。このプロセスの長期的な影響により、糖尿病などの健康状態のリスクが高くなる可能性があります。
睡眠中にこのような生物学的変化が起こっているにも関わらず、この研究の被験者たちは全くその事実を知りませんでした。
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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