痩せないのは寝不足のせいだった?ダイエットと睡眠の意外な関係【ダイエットの基本の"キ"】
ダイエットを始めようとしたとき、皆さんは何から始めますか?食事制限?マラソン?筋トレ?ダイエットには様々な方法がありますが、まず整えておくべきものがあります。そこをふまえてスタートしましょう。
新学期や新年度が始まる春。ダイエットのスイッチを入れる方も多いのではないのでしょうか?ダイエットといえば食事制限や運動が思い浮かびますが、まず見直すべきは睡眠かもしれません。その意外な理由を知っておきましょう。
睡眠の役割
- ストレス発散
- 疲労回復
- 身体の成長
- 記憶の定着
- ホルモンの分泌
人間の三大欲求でもある睡眠。他にも様々な役割がありますが、この中でもホルモンの分泌がダイエットに大きく関わってきます。
睡眠とホルモンの関係
レプチンとグレリン
この2つのホルモンは食欲と関係してきます。
レプチンは食欲を抑制してくれるホルモン。食事をしたあとに脂肪細胞から分泌されることで満足感を感じることができます。逆にグレリンは食欲を増進するホルモン。空腹時、体内のエネルギーが不足することで分泌されます。
実は満足した睡眠がとれていないとレプチンの分泌が抑えられてしまい、逆にグレリンは分泌が増加するとされています。つまり眠れていないことで食欲が抑えられず、食べても満足感が得られにくくなるという負のループに入ってしまいます。
成長ホルモン
全ての器官や組織の発達や修復、維持に関係し、新陳代謝に関係するホルモンです。成長ホルモンは眠りについた3時間後に分泌のピークを迎えるとされます。夜勤中やトイレなど何らかの理由で前半にまとまった睡眠がとれないことで、分泌が抑制されてしまいます。そうすると疲労が回復せず運動不足になったり、代謝が悪くなり痩せにくくなったりすることにつながる可能性があります。
睡眠の質低下のサイン
✓ベッドに入っても30分以上眠りにつけない
✓途中で起きてしまう
✓予定時間よりもかなり早く起きてしまう
✓朝スッキリ起きられない
これに1つでもあてはまる場合は睡眠不足、質が低下している可能性があります。
ダイエットは食事が9割と言われるけど
人間の身体は食べたもので出来ているため食事量や栄養バランスを整えることは重要なことですが、ホルモンバランスが崩れていると効果が出にくくなってしまいます。十分な睡眠がとれないまま、食事制限を始めることで食欲がストレスとなり逆効果となることもあり得ます。過度な食事制限や激しい運動を始める前に生活習慣の見直しから始めてみましょう。
睡眠を妨げる生活習慣や改善方法ををチェックしたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
AUTHOR
門馬里菜
医療機関にて事務職として勤務する中でヨガと出会う。ストレスからくる体調不良をきっかけに人生を見直し、ヨガインストラクターへと転身。現在は仙台市と地元である南相馬市の2拠点でヨガを伝えている。【取得資格】IHTAヨガインストラクター2級/小顔フェイシャルヨガインストラクター/IHTAヨガインストラクター1級/RYT200
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