「疲れてクタクタ…」の夜、疲れを翌朝に残さないためにほぐしてほしい2つの部位とは?疲労回復ヨガ

 「疲れてクタクタ…」の夜、疲れを翌朝に残さないためにほぐしてほしい2つの部位とは?疲労回復ヨガ
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磯沙緒里
磯沙緒里
2022-03-23

1日の終わりに疲労が溜まったと感じるとき、あまり元気はないけれど疲れをなんとかしたい時ってありますよね。そんな時は、ポイントを絞って効果的にほぐしてから睡眠を摂りましょう。今回は、そのポイントをお伝えします。 

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疲労を効果的に改善したいならポイントを押さえよう

「疲れ切っているけれど疲労感をなんとかしたい」「翌朝に疲れを残したくない」そんな時にはポイントを押さえてほぐすことをお勧めします。押さえるべきポイントとはどこでしょう?

1. ふくらはぎ

「第二の心臓」と呼ばれているふくらはぎは、筋ポンプ作用によって血液を心臓へ押し戻す働きがあります。そのため、ふくらはぎをほぐしてあげることで血流を促すことができるのです。反対に、立ち仕事やデスクワークなどが続いたことでふくらはぎが固まると筋ポンプ作用が弱まってしまいます。その結果、心臓はなんとか血液を循環させるために働こうとするため、交感神経が優位な状態になりやすいのです。交感神経が優位な状態では入眠しにくく、睡眠の質も低下してしまうため、さらに疲労が溜まってしまいます。そのため、ふくらはぎは睡眠前にほぐしておくことで血流を促し、副交感神経が優位なリラックスしやすい状態をつくりましょう。

筋ポンプ作用

2. 骨盤周辺

疲れが溜まると以下のような症状が出やすい人は特に、骨盤周辺をほぐしましょう。

・腰痛

・胃腸が重い

・睡眠の質が悪い

・寝つきにくい

なぜなら、骨盤の後ろ側にある仙骨は副交感神経と繋がりがあり、副交感神経は下腹部の内臓の働きに影響を及ぼします。そのため、大臀筋などの骨盤周辺の筋肉が固まってしまうと、その影響で下腹部の内臓の働きが低下しやすく、また腰も固まりやすくなってしまうのです。そして、副交感神経が働きにくくなることでリラックスしにくく、睡眠の質も低下してしまうのです。これによって、疲労がさらに蓄積する悪循環に陥ってしまいます。

骨盤周辺の筋肉

疲労回復のためにお勧めのヨガポーズ

脚上げのポーズ

1. 仰向けになり、両手を体側に下ろします。

2. 両足を天井に向かって伸ばし、踵を立てます。ふくらはぎがストレッチされているのを感じられる程度まで踵を動かし、5〜10呼吸キープしましょう。

針の穴のポーズ

1. 仰向けになり、両膝を立てます。

2. 右足の外くるぶしを左太ももの上に乗せ、右膝を遠ざけ、左もも裏を両手で掴みます。

3. 息を吸いながら左膝を手前に引き寄せて、痛みがないところでキープしましょう。5呼吸キープしたら反対側も同様に行います。

動画を見ながら動いてみましょう

もっとほぐしてみたくなったら、以下の動画を見ながら一緒に動いてみましょう。15分以内でできる簡単な内容なので、早く休みたいけどほぐしておきたい夜にぴったりです。無理なくできる範囲だけ行っても構いませんので、疲れを感じたら定期的に行うことをお勧めします。

 

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磯沙緒里

磯沙緒里

ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。



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