【からだの不思議】胃もたれ・便秘・胃腸の疲れを感じたらほぐすべき部位とは?胃腸の不調改善ヨガ
胃もたれや便秘、胃腸の疲れを感じる時、みなさんはどうしていますか?定期的にこれらの不調を感じるようならば、ケア方法に今回の方法を加えていただくことをお勧めします。今回は、胃腸と背骨との関係性とそのケア方法をお伝えします。
胃腸の不調を感じたら背骨の硬さが関係しているかも?
胃腸の不調が定期的にやってきてはやり過ごしている、昔から胃腸が弱く諦めているなんて方、とても多いです。そんな方は、もしかしたら背骨の硬さを改善することで不調も改善しやすくなる可能性があります。胃腸と背骨との関係性についてご存じですか?
なんとなくの不調は自律神経の乱れ?
病院に行っても原因がわからないけれどなんとなく不調を感じる、いわゆる「不定愁訴」の多くは自律神経のバランスの乱れと関係していると言われています。これは胃腸の不調にも通じ、なんとなく胃が重い、便秘が続く、胃腸が疲れやすいけれど原因は見当たらない時、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。
特に、胃や腸などの内臓は自律神経支配です。胃腸は、副交感神経が優位になると働きが促進されます。反対に、交感神経が優位になると胃腸の働きが低下してしまいます。
背骨と自律神経の関わり
さらに、自律神経と関わりが深いのが背骨です。胃の交感神経は胸椎6番〜胸椎9番にあり、腸の交感神経は胸椎5番〜腰椎2番にあります。これらの背骨が様々な要因で固まることにより、交感神経が優位になってしまうのです。これにより、胃腸の不調を感じやすくなります。
胃腸の不調改善のためには背骨を動かそう!
背骨が固まることで胃腸の不調が引き起こされてしまうことがわかったところで、改善していきましょう。背骨を動かし、柔軟に動く背骨をつくる必要があります。
以下のアーサナを行ってみましょう。
スプタ・マツエンドラーサナ(仰向けのねじりのポーズ)
1. 仰向けになり、右膝を曲げて手前に引き寄せます。
2. 息を吐きながら右足を左側へ倒し、右側を向きましょう。右手は肩の高さへ伸ばし、左手は膝周辺へ当てます。5呼吸キープし、仰向けに戻ります。反対側も同様に行いましょう。
キャットアンドカウ
1. 四つ這いになります。両手は肩幅、両膝は腰幅に配置しましょう。
2. 息を吸いながら、胸を引き上げて喉を伸ばし、視線を天井へ。背中を反らせます。
3. 息を吐きながら、背中を丸め、視線はおへそへ。
2〜3を5回程度繰り返しましょう。
動画を見ながら一緒に動いてみましょう!
さらにケアしたくなったら、動画を見ながら一緒に動いてみましょう。運動不足でも寝る前でも行いやすい内容ですので、気軽にお試しください。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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