常に疲れている?もしかしたら…「慢性疲労症候群」かも?見分け方と対処法
誰でも時々は疲れを感じることはあります。また、ほぼ常に疲労を感じている人もいます。今回は、一般的な疲れと慢性疲労症候群を見分けるための方法を紹介しましょう。
筋痛性脳脊髄炎(ME/CFS)は、慢性疲労症候群の医学用語で、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の推定によれば、250万人のアメリカ人が罹患している状態です。子どもや10代の若者など、どの年代の人でも発症する可能性がありますが、40代から50代の女性に最も多くみられます。実際、女性や女子は男性や男子に比べて、診断される可能性が4倍も高いのです。
慢性疲労は、常に疲れていると感じる以上のものであり、他の症状も伴います。軽度のものから重度のものまであり、慢性疲労の4人に1人は重度の症状を経験すると言われています。それらの症状には以下のようなものがあります。
・6ヶ月以上続いている疲労感
・職場や家庭での日常生活に影響を与えるような疲労感
・体を動かした後、いつもより疲れを感じる
・寝つきが悪かったり、眠りが浅かったり、睡眠が妨げられる
・しっかり休んでも疲れが取れない
・集中できない
・頭が痛い
・喉の痛み
・原因不明の筋肉や関節の痛み
・立っているときや座っているときに、ふらふらしたり、視界がぼやけたり、心拍が早くなったりする
・昼寝をしないと一日を乗り切れない
・社会的に孤立し、うつ症状を抱えている
慢性疲労症候群の原因については、専門家も正確には把握していませんが、遺伝子、他の疾患(線維筋痛症や過敏性腸症候群など)、免疫系の問題、血圧や血行の問題、ホルモンの問題などが関係しているのではないかという説があるようです。
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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