【旬菜まるまるいただく】みずみずしさが旨味に変わる『新玉ねぎの親子丼』
ヨガをしてスッキリした後に食べたい、目にも身体にも優しいごはん。そのレシピと、心地よく楽しんで作るためのヒントをご紹介します。
新玉ねぎは水分を活かして
みずみずしさが身体に浸みる、春の新玉ねぎ。
サラダなどの生食がよく勧められてますが、その豊富な水分量を活かしてさっと重ね煮にすると、まるで何時間も煮込んだような濃厚な野菜の旨味エキスがたっぷり出てきます。だけども野菜はシャキシャキで食感も生きている不思議な味わいに。
今回は、その新玉ねぎの旨味エキスと食感を活かして、とろとろの親子丼を作りましょう。
まずはベースとなる重ね煮を作っていきます。
新玉ねぎの重ね煮
【材料】
・エリンギ‥‥‥‥‥100g(4cm幅カット)
・新玉ねぎ‥‥‥‥‥400g(3mmスライス)
・にんじん‥‥‥‥‥70g(細め千切り)
・塩‥‥‥‥‥‥‥‥少々
・差水‥‥‥‥‥‥‥50ml
【作り方】
1. 鍋に3本指でつかむ位の塩を敷き、上の写真のように、エリンギ→新玉ねぎ→にんじんの順に重ねて、最後にも塩を振ります。
2. 差水を鍋ふちから入れ、火をかけ差水を少し温めてから蓋をし、弱火で10〜13分ほど蒸し煮して、かき混ぜたらできあがり。
重ね煮によって野菜から出てきた旨味エキスをたっぷりからめて、親子丼を作っていきます。
新玉ねぎの親子丼
【作り方】
麺つゆなどの出し汁で鶏肉を煮て、新玉ねぎの重ね煮・ねぎなどを適量入れ軽く火を通したら、卵でとじて、ごはんにかけて出来上がり。
重ね煮は、スプーンなどで旨味エキスと一緒にすくって使いましょう。生の玉ねぎとは違う深い味わいが楽しめます。
残った重ね煮は冷蔵庫で4〜5日保存可能。親子丼の他にも簡単、時短のアレンジができます。
アレンジ例 新玉ねぎのオニオングラタン
【作り方】
鍋に重ね煮と野菜ブイヨンスープを適量加え温め、塩こしょうで味を整える。
耐熱容器に入れ、パン粉・粉チーズ等をたっぷり振り、オーブンかトースターで表面を焦がしてできあがり。
他にもトーストに乗せて焼いたり、カレーやシチュー、白和などにも入れて簡単にアレンジできます。旬の新玉ねぎが余ったら是非お試しくださいね。
AUTHOR
山田直
ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰
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