【健康作りおきレシピ】新玉ねぎ・新じゃが・新キャベツ…春野菜を使った重ね煮

 【健康作りおきレシピ】新玉ねぎ・新じゃが・新キャベツ…春野菜を使った重ね煮
Nao Yamada
山田直
山田直
2021-03-31

野菜中心の、健康的な食生活を送りたい。そう思う人は少なくないでしょう。だけど実際は、忙しくて自炊もままならない、あるいは、自炊しようと野菜を買ったのにうまく使い切れずダメにしてしまう...そんな経験をした方も少なくないのでは?今回ご紹介するのは、野菜本来の美味しさを引き出しそのパワーを取り入れられる「重ね煮」という調理法です。決して難しくない、だから続けられる、そんな素敵な調理法を連載形式でご紹介します。

広告

「新」と名がつく野菜が出回るこの季節。新玉ねぎ・新じゃが・新キャベツなど、皮が柔らかく瑞々しいものが美味しいですよね。これらの野菜は冬に溜まった老廃物の排泄や解毒作用を助けるものが多いと言われています。古い皮を脱ぎ捨てて新しい衣をまとうようなイメージですね。

重ね煮
photo by Nao Yamada

今回は、そんな新しい野菜たちをかき集めて重ね煮にし、日々のデトックスに活かせるスープなどにしていきます。1週間、毎日この重ね煮を食べ続けてみてください。きっと軽やかな身体の変化に驚くことでしょう。それと同時に、春の変化で緊張した心もまたオープンに開かれていくかもしれません。重ね煮の特徴である時短のアレンジも簡単なので、ご自分のお好みのテーストにしながら楽しめます。新しい季節の新しい身心を作る重ね煮。初心に帰ったようなような気持ちで試してみてください。

春野菜のデトックス重ね煮

まずはベースになる重ね煮を作っていきます。

【材料】

新ごぼう‥‥‥‥‥ 100g 5mm角切り

れんこん‥‥‥‥ 100g 5mm角切り

にんじん‥‥‥‥ 100g 5mm角切り

新玉ねぎ‥‥‥‥‥ 200g 1cm角切り

新じゃがいも‥‥‥ 200g 1cm角切り

新キャベツ‥‥‥‥ 300g 1cm角切り

きのこ‥‥‥‥‥ 100g 1cm角切り※

塩‥‥‥‥‥‥‥ ひとつまみ

差水‥‥‥‥‥‥  50~100ml

※しいたけ・エリンギ・えのき・しめじなど、きのこを何種類か混ぜると味わいが増します。

【作り方】

鍋底に塩を3本指でひとつまみ振り、きのこ→キャベツ→じゃがいも→玉ねぎ→にんじん→れんこん→ごぼうの順に重ねてから、上にもひとつまみ塩を振る。

差水をしてから蓋を閉め、極弱火にかける。15~20分くらいで野菜から水が出て来て対流が起こります。

良い香りが立ってきたらにんじんを食べてみて、ある程度柔らかくなっていたらそっとかき混ぜて出来上がり。

密閉保存容器などに移して冷まし、冷蔵庫で保存します。

重ね煮
密閉保存容器などに移して冷まし、冷蔵庫で保存します。

※3~5日くらい保存可能です。
※使い切れない時は小分け冷凍し、そのまま味噌汁などに使えます(冷凍の場合1ヵ月程度保存可能)
※基本の重ね煮が作り方のベースになります。ご参照ください。

美味しくするワンポイント

皮までそのまま食べやすい新野菜が良いですが、無ければ普通の野菜でも大丈夫です。材料も全部なくてもOK。じゃがいもの代わりにかぼちゃという風に、冷蔵庫のあるもので工夫して作ってみてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

AUTHOR

山田直

山田直

ヨガ講師・自然食料理人。福岡県出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了/ヒツジナヨガ主宰



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

重ね煮
重ね煮
重ね煮 スープ
重ね煮
重ね煮